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アニメ、漫画、ライトノベルについて書くブログです

1巻が合わなかったとしてもこの巻までは読んで欲しい!!

タイトル:「彼女、お借りします(2)」

作者:宮島礼吏

アニメは先週始まったばかりの「彼女、お借りします」

単行本1巻は合わなかった方も2巻までは読んで欲しい所存です

 

  • 本性を出す元カノ

前巻の時点で不穏な気配を匂わせていた和也の元カノ麻美

この巻からいよいよ本性が露になっていきます

千鶴の陰口を和也の前で思い切り告げたり、千鶴への悪口を制止させた和也に恥をかかせようと…

もう性格最悪です

ブコメヒロインの中でここまで性格悪いヒロイン見たことないです

 

先週のマガジンでこの漫画、表紙巻頭でしたがこの漫画を知らない人から見ると、ISに出てくるシャルを連想するかもしれませんが、中身は全然違います

なお中の人は悠木碧

炎炎のタマキみたいに素の悠木さんになりそう(汗)

  • なんやかんやで優しい千鶴

一方、和也の祖母に彼女と紹介されてしまったため和也と週1で仮の彼女として付き合うことになってしまった千鶴

 

でも千鶴優しいんですよね

未だに振られたショックから立ち直れない和也を励まそうとしたり、偶然居合わせてしまったビーチで急遽彼女演じたりと

姉御肌ある気がします

絶対こっちと付き合うべきでしょ

 

和也は麻美の本性に早く気付け

 

  • 親友が明かす和也の素顔

その一方、千鶴という素晴らしい人格者がいるにも関わらず麻美に未練を残しすぎな和也さん

正直酷いキャラだなと思いましたよ最初

 

でも親友木部芳秋が明かした小学校時代のエピソードが良いんですよね

朝顔を植えた鉢が倒れてしまったにも関わらず、諦めずに水を与え続けたら綺麗な花が出来たというエピソードが

多分、彼諦めが悪いんですよ

「夢は叶う」精神を抱いているというか

だから麻美と復縁したいと思うのかな…

 

そしてこの巻、最後の行動が彼らの関係を大きく変える…

 

正直、1巻は微妙でした

でも2巻になると一転、「これは読み続けていいかも…?」と思うようになりました

 

それにしても麻美はヤバイな…

確かに裏アカ作っている人は少なからずいるけど、ここまでどす黒いヒロインとは…

まよチキの凉月奏がまともに見えるレベルです

 

アニメが放送されている状況ということでなるべくアニメに追い付かれないように優先順位挙げてますが、今自分多忙なんだよな…

3巻の感想、いつ載せられるかな

野村先生の代表作と言えばこれ!! 〜「“文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】」

タイトル:“文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】

作者:野村美月

イラスト:竹岡美穂

ラノベ電子書籍、第2弾として購入したのはこの「文学少女」シリーズ!!

ファミ通文庫を代表する作家、野村先生の代表作ですね!!

野村先生の作品は僕も何冊か所有していて、読んでみようとは思ったのですが読んだのはこれが初めてですね

 

主人公の井上心葉は元作家

中学3年時に書いた小説を文芸雑誌の新人賞に応募したところ最年少で大賞を獲得

その作品はドラマや漫画になる社会現象を起こしたのですが、女の子のペンネームを使ったことが仇となってしまったり、とある出来事や過呼吸を起こしたことなどをきっかけに執筆をやめた

 

…のですが、遠子先輩こと天野遠子に出会ったことをきっかけに執筆せざるを得なくなったのです

しかもこの遠子先輩、なんと書籍を食べてしまう

というのは彼女は文学少女だから

水やパンを食する代わりに物語を食べる

それが天野遠子です

本人は妖怪ではないと否定してますがどう見ても妖(ry

 

心葉は彼女のために毎日文芸部で三題噺と称したおやつを与えているわけですが、そこに現れたのが一年の竹田千愛

遠子先輩が設置した恋愛相談ポストに導かれるように恋愛相談を依頼しに来たというわけです

要は更なる食事が欲しいと(笑)※依頼する代わりに恋愛レポートを要求するため(笑)

 

ということで心葉は千愛が好きになったという片岡愁二先輩へのラブレターを代筆することになってしまったのです

僕なら絶対耐えられない…

銀魂で新八が銀さんや近藤、土方の協力を得て文通する話を想像していただければ分かりやすいと思いますが、女子になりきって手紙を書くんですよ!!

難易度高すぎるじゃないですか(汗)

 

ただラブレターを代筆しているうちにある疑惑が浮かび上がり…

  • 似ている…?

その疑惑とは片岡愁二は実在するのか?

千愛によれば剣道部に所属しているとのことですが、剣道部に所属する芥川一詩に訪ねても、千愛と共に部活訪問しても彼の存在確認できず…

これによって、いよいよ片岡愁二への疑惑が強まっていきます

 

その片岡愁二に繋がる手がかりが太宰治の「人間失格

彼が千愛に渡している手紙が「人間失格」からの引用なんですよね

そこから片岡愁二の人物像が浮かび上がって来るのですが同時に心葉との類似点も…

そのうえ、彼はある人物に命を狙われてしまい…!!

  • 救い

OBに殺されかけた心葉は遠子先輩が助けに来たことなどもあり、なんとか助かりましたが、片岡愁二を巡る真実を知ってしまい、気絶…

 

ただ、これで物語は終わらない

というのは事件以来、気まずくなっていた千愛に遠子先輩からの伝言を伝えるべく会いに行った後、心葉は見つけてしまうんですよね…

人間失格」に千愛が書いた手記が挟まっていたことを…

そうこの事件を起こした発端は千愛だったのです…

 

しかも千愛、とんでもない行動に出ます

大方予想は付くと思いますが、愁二も心葉も千愛も共通点があります

それは3人とも親しい人を失くしているんです…

ただ、愁二と違い2人は生きている

心葉は遠子先輩と出会い、再生できた

となれば彼の取る行動は1つ

 

それよりも遠子さん、その説得はないでしょ!?

 

この作品、ライトノベルよりも小説のような一般文学作品が好きな方ほどハマりそうな印象を受けました

この巻では人間失格がキーワードとなっており度々引用文が登場します

実際に太宰作品を手に取ったかたほどのめり込みそう

すなわち、ライトノベル入門に最適だと思われます

 

これ、外伝や短編集も含めるとシリーズは16巻近くがありますがこの状況なら一気に読めるのではないでしょうか?

僕は感想執筆や音楽ブログも運営しているので時間かかりそうだけど…

 

続刊も様々な文学作品が出てきそうなので一般文学好きにはたまらないかも

アニメや漫画もありますし、是非文学少女の世界を!!

光は果たして見えたのか 〜「ぼくたちのリメイク Ver.β 2」感想〜

タイトル:ぼくたちのリメイク Ver.β 2

作者:木緒なち

イラスト:えれっと

現在アニメ化企画が進行している注目のラノベこと「ぼくたちのリメイク」

前巻より半年ぶりの刊行になりますが…よりによってラノベ史に残る胸糞悪さで残ったスピンオフの新刊かよ!!

 

  • 思わぬところで仲間が

前巻のラストでいきなり第2部に移動を命じられた恭也(桜井もセットです)

目的は当然第13部の分断でしょう

普通に考えれば「さあここから明るい未来が待ってるぞ~!!」なる妄想を一瞬でぶち壊しましたからね、茉平は

おまけにゲーム事業を手放そうとしている情報まで…

ここまで人間的に終わっているキャラ、創作物でいましたか?

悪役になるキャラもなぜそうなったかというバックボーンがある

だから「なるほどね」となるのですが、こいつに関しては全くない

ネウロイそのものじゃないかこれ?

 

そんな暗い状況の中でも恭也は13部の企画「プロジェクト・グレープ」を続けてようとしていくのですが、それは移動した2部の仕事(2部はゲーム関係が中心)と並行することが前提

しかもいきなり知人がほとんどいない課に飛ばされてしまった訳ですからそう簡単なことではありませんよ

 

ですがその2部に思わぬ人物が

河瀬川は分かるとしてまさかの九路田登場(笑)

あなたサクシードソフトにいたのですか

しかも大学時代と完全に別人じゃねーか!!(5-7巻参照、感想見れば推測できると思いますが)

今の九路田は綺麗なジャイアン

「過去のクオリティーを保つためなら、他がどうなっても構わない」スタンスはすっかり消えました

しかも同じゲームが好きだったことで恭也とすっかり意気投合している

本編なら考えられない世界線ですね

あっちはライバルという感じだから今後もちょくちょく登場すると思うけど

 

九路田の働きかけもあって恭也と桜井はなんとか孤立せずに済みました

そうして2部の仕事になれた頃にいよいよ河瀬川があのプロジェクトへの協力を恭也に依頼するのですが…

 

  • 振り回される2つのプロジェクト

そのプロジェクトとは河瀬川がプラチナ世代と共に制作しているミスティック・クロックワーク(以下ミスクロ)

ここで満を持して恭也はプラチナ世代と関わるようになり、この巻では主に貫之が登場

シノアキは挿絵でちょこっと出てくる程度で、ナナコに至っては名前が出てくるだけです(多分次の巻でしょうね、本編でもここまで空気になることはなかったけど)

 

ただそのミスクロはというと茉平の妨害によって思ったように企画が進行できない状況

故に貫之も苛立っている状況です

そこに恭也が入ることによって少しずつ改善されていくのですが…

そういえば本編で貫之と九路田が交わった描写ってあったかな?

 

一方、プロジェクト・グレープもなんとか進行中

ダミーの企画を送り続けることで凍結を逃れているという状況です

…進行というよりは延命だなこれ

延命しないと潰されてしまうので仕方ないとも言えるのですが…

 

ただ、このように足掻く状況でさえ潰されてしまう

…茉平が卑怯なトラップを仕掛けてくるんです

いい加減にしろよお前

ちなみにこの巻、ゲームクリエイターからした憤るような表現を茉平は話しております

クリエイターは閲覧注意、そして公共交通機関で読んでいる方はくれぐれも書籍をぶん投げないように

 

  • このままでは終われるか!!

茉平の卑怯なトラップによって計画凍結を余儀なく凍結されたミスクロ

当然、恭也たちは意気消沈するのですが、気分転換を兼ねて恭也と河瀬川は遊園地へ

そこでVRを体験するのですが、本編の河瀬川とは考えられないような言動が

こっちの世界線の河瀬川はゲームが好きみたいです

 

その理由は昔、偶然触れたアーケードゲームに感動したから

そのアーケードゲームはパズルゲームのようなものなんですが、そのゲームになると河瀬川の腕前はとてつもないものに

そのパズルゲーム限定とはいえ、エンドロールまで相当なものですが、そのエンドロールを見たことに河瀬川は感動

それをきっかけにゲームが好きになったとのこと

僕もゲームはたまにやってるけど、実はエンドロールで感動までしたことはない

でも昔、ポケモン 不思議なダンジョンのエンディングを見て思わず泣いてしまったことがあります

このようにゲームに関連したエピソードがあるってことはゲームが好きってこと

河瀬川もその1人だったとのことです

 

これを見た恭也は遂に茉平へ反撃開始

しかしプロジェクトは凍結させられている

ならどうするか

あるじゃないですか、1つ選択肢が

別の企業でやるという

 

これでようやくダメージは喰らわせられたのかな?

それでもまだまだ不安は隠しきれない…

 

 

 

 

 

という訳でようやく糞常務に一撃加えることに成功しました

ですがあの人があのまま終わるわけがないでしょうね

なのはDetonationに出てきた某山(以下略)に匹敵、あるいはそれを凌駕する○野郎

再起不能までに打ちのめされないと僕は納得しませんからね(笑)

 

で、今回読んでて思ったのはこの糞常務はある意味ある政治家そっくりだなと

自分が興味のないものはクオリティーが落ちようが構わない

サブカルチャーの敵といっても過言ではないでしょう

 

他国では様々なカルチャーが補償されていますが日本ではあまり行われていない

それは「カルチャーはお金儲けの道具」としてしか見てないからですよ

本当に大切なら手厚く保証する

それをやらないことがその証明でしょうね

このスピンオフが完結することにはそうした状況が変化していることを望みます

 

そのうえで気になるのはこの巻から登場した恭也が住むアパートの管理人伊知川実花

恭也を気に入っているのか、名前で呼ばせたり絡んできたりしているのですが、その真意は…

最後まで読むとわかりますが次巻以降大きく絡んでくることは確実

そのうえ気になったのは「遊ぶ

これはどういう意味か?

良い意味の遊ぶか?

弄ぶの遊ぶなのか…

警戒必須です

 

スピンオフは今回も現実を見せるような泥々とした展開が多くありましたが、次はお待ちかねの本編

いよいよ第3部が幕を開けます

アニメの最新情報も届きそうですが、恭也がどういう道を選ぶのかも気になるところです

話題になった読書感想文について

今回のテーマはちょっと話題になった読書感想文について

このブログのテーマとかけ離れているように見えるかもしれないけど、ライトノベルも文学作品の1つと考えているので関連はあります

 

今でこそライトノベルをよく読書している僕ですが、昔は読書に全く興味ありませんでした

漫画はたまに読んでいたりはしたのですが、読書はほとんどする気に慣れなかったんです

だから夏休みの課題ででる読書感想文なんて全くやる気なし

ギリギリで終わらせていた気がします

…これが「Real Face」か(汗)

 

というのも読書感想文なんて大変申し訳ないけど、興味がない人からすればだるいって認識になっちゃう

料理って料理が好きな方は頻繁にやるけど、そうでない方は消極的になります

読書もそう

押し付けられたものをやったって誰も関心がわかない

結局これって読書嫌いを促進してしまっているんじゃないかな…

 

ちなみにこれと関連してですが、僕の通っていた小学校では県が主催する読書感想大会みたいのに参加させるため、クラスから何人か代表を選出して、ディベートさせた上で学校代表選ぶ大会のようなものがありました

それが行われたのは小6の頃、僕は中学受験を控えていたため、なかなか精神的に余裕がなかったのですが、クラスが学級崩壊の真っ只中でして無理やり押しつけられました

今思えばあのディベートは無駄な時間でしたね

惰性でやらされているんです

そう思わざるを得ませんよ

 

読書させたいなら、感想文じゃなくて別のきっかけを作らなければ行けないと思う

  1. 童話や絵本を小説風にアレンジ
  2. 夕方時間帯にやっているアニメのノベライズ
  3. ニンジン作戦で読書を楽しむように餌付けする

 

こんな風に考えてみたが、まず①が通用するのは小学生まで

偏見で大変申し訳ありませんが、中学以降絵本や童話を手に取る方ってなかなかいらっしゃないと思う

周囲の視線が気になるからね

BOOKOFFの絵本コーナーで中学高校生が絵本を読んでいたらどんな印象を抱かれるでしょうか

中学高校生が小説アレンジされた童謡を手に取ることはあまりなさそう

でもグリム童話あるからひょっとすると…

 

ところで話は変わるけど、この時代だからKindleはじめ電子書籍で絵本が読める時代になっているかもしれない

ひょっとすると、今ってタブレットで読み聞かせている…?

 

で②は今夕方やっているアニメというと「ブラッククローバー」や「BORUTO」かな?

でもノベライズってコアなファンしか手を伸ばさない

それは他の年齢層も同じだ

僕だって「虚構推理」購入しているけど、ラノベ版は読んでない

ノベライズはよほど好きじゃなければ手を出さないのです…

だからこれも厳しい

 

有効性高そうなのは③

小学校なら図書館から5冊読むごとに加点するとか

それなら真面目な生徒は載っかるだろう

そうして次第に読書を好むようになるかもしれない

あとは個々の家庭で何冊か読んだらお小遣いを渡すとか

それくらいかな…

 

結局、読書させるようにしたければ、押し付けては駄目

きっかけを与えることが大事だと僕は思います

 

それでも読書は裏切らないから積極的にやった方がいいと僕は思います

決して邪な作品ではございません 〜「彼女、お借りします(1)」〜

タイトル:「彼女、お借りします(1)」

作者:宮島礼史

 

エロゲーやギャルゲーをプレイしている方からするとこのタイトルは変なベクトルを想像するかもしれませんが、全くそんな作品ではありません

まもなくアニメも始まるマガジンの注目作品です

 

  • レンタル彼女とは?

まずこの作品の感想を書くためには必ず説明しなければならないものがあります

それはレンタル彼女制度

 

ざっくばらんに話せば、お金を払って彼女をレンタルできる

あれこれ、デリ(ry

 

でも彼女と関係を築くことは禁止

それが出会い系サービスと違う点ですね

現実にこんな制度があったら僕は利用しているのだろうか(生まれてこの日まで○○)

 

でこの作品の主人公木下和也は彼女に振られたショックからこのレンタル彼女制度を使用し、水原千鶴と遭遇

最初は夢のような時間を過ごすのですが、その後ネットの書き込みを見ると豹変して…

そのあと、再び呼び出しているのですがどう考えてもクレーマーでしかない

というかこういう接待サービスは誰にだって公平にしないといけないんだから最初から冷静になりなさい(汗)

まあでも所詮はレンタルサービス

一回で終わると思いきや…

  • 終わらない2人

和也が千鶴とデートしていた際、和也の祖母がダウン

そのお見舞いに行くことになった際、千鶴を「彼女」として紹介してしまったため、何度も何度も千鶴に「彼女」役をお願いしてしまうことになるのです

しかも大学は同じで住居も隣という出来すぎ設定(笑)

だとしてもよく千鶴、協力するよね…

僕なら無理だわ…

 

まあ千鶴にもなにか事情があるみたいですが…

  • そして元カノは…

そんな主人公和也には元カノ七海摩美がいたのですが、そんな摩美とは不運にも別れたあとに飲み会で接触してしまう…

元カノということで和也はまだ引きずっているようですが

ただ、なんかきな臭くないか?

笑顔で人の過去を晒していくって…

絶対なにかあるぞこれは…

 

1巻読む前に「主人公が○○」みたいなレビューを目撃したのですが、読んで納得しました(笑)

まあでも2巻も執筆当時、無料で配布されていたしこのまま読み続ける予定です

…というか「カッコウの許嫁」が完成度高すぎるんだよ…

 

ちなみにアニメ(来週からMBS・TBS系列で放送開始)の主題歌はかつて青ブタで主題歌を担当していたthe peggies

良い曲を期待してます!!

FAIRY TAIL、RAVEの作者の新作!! 〜「EDENS ZERO(1)」〜

タイトル:「EDENS ZERO(1)」

作者:真島ヒロ

ブックライブをはじめ、電子書籍サイトでは定期的にお試しキャンペーンが行われ、僕も定期的にチェックしているのですが、今回紹介するのはFAIRY TAILやRAVEで知られる真島ヒロ先生が現在連載している「EDENS ZERO」

この作品とFAIRY TAIL、RAVEをクロスオーバーさせた作品も描いていたり、相変わらず凄いことやってます(笑)

 

  • ロボットの国に1人人間?

物語はレベッカハッピー(説明する必要ないけど、FAIRY TAILのハッピーとは別人です)がロボットだけが暮らしているグランベニ王国に来るところから

彼女がここに来た理由は後々書くとして、この国はテーマパーク(ディズニーランドをイメージすると分かりやすいかな?あそこで働いている方々はキャストでディズニーランドの登場人物という設定だったはず)みたいなのもので人間はいないはず

 

…なんですがそこに1人だけ住む人間が

その人間こそがシキ

10年前、魔王という役割をもつ機械が連れてきた人間です

 

人間、誰しも初めて見る生物には興味津々とは言いますが、それはシキも例外ではなく初めて見た人間であるレベッカや猫であるハッピーに当然興味津々!!

そりゃロボットだけの国でずっと過ごしていきたらこうなるよ(笑)

 

ただ、グランベニにレベッカが来たことは運命の始まりでもあり

訳あってシキはレベッカと共に島を後にすることになりますが、冒頭いきなり切ないです…

最初から泣かせに来る…

 

ちなみにシキはエーテルギアというこの物語の中心となるだろう能力を秘めています(エーテルとは全ての力の源、エーテルギア使いは体内に流れるエーテルを組み替えることができる…要は自由に操れるってことですか?)

レベッカ「暗黒時代の力」と称したり、シキは「じいちゃんから受け継いだ」と話してますが…

この時点では謎ばかりです

  • 動画投稿者と一匹の猫(?)

その上でレベッカとハッピー

彼女たちはBキューブという動画サイトにチャンネルを持つ動画投稿者

要するにYouTuberですね(笑)

とうとう動画投稿を職業とするキャラが生まれるようになったか…

 

彼女たちがグランベニ王国に来た理由はその国のようすを動画投稿して、登録者数を上げようと思ったからでしょう

バズるきっかけってなんだろう

 

グランベニを後にしたあと、レベッカとハッピーはシキをボディーガードに任命するのですが、レベッカが強い強い

ハッピーを売買しようした輩を見事な銃撃テクニックで倒しまくりますからね(笑)

しかもハッピーは改造猫

ここだけ話題になっていたような…

シキが「ボディーガードいらないじゃん」と話すのもごもっともです

 

ただ彼女たち、動画投稿者としてはまだまだ…

そこでシキの提案に乗っかり、ハッピーを治してくれたワイズ博士に会いに行こうとするのですが…

 

でもワイズ博士に会いに行くため向かった惑星ノーマは宇宙海賊のエルシー曰く「死んだ星」

更にワイズ博士と思われる人物も…?

 

真島先生の作品を手に取った方なら馴染み深いと思われますが、この作品でもスターシステムが採用

ハッピー出てきますし、プルーもちょこっと出てきます

さらに宇宙海賊のエルシーなんてどうみてもエルザですね(汗)

またジェラール出てくるのかな(笑)

 

単行本はもう10巻まで刊行されてますし、アニメ化も決まってますが、気になるのがなぜ唐突に2万年後が出てきたかということです

加えてハートのペンダントに描かれていた「EDENS ZERO」の文字

意訳すると「楽園はゼロ」→「楽園は存在しない」という意味になりますが…

加えてシキの提案とはこの世界に存在するなんのために存在するのか分からない謎の生命物体である「マザー」に会いに行くこと

ただ、シキはマザーに会ったことがあるようで…

 

真島先生といえばRAVEでシリアス路線をやった作者

一方、FAIRY TAILは比較的読みやすい作風を展開してました(作中にもFAIRY TAILを連想させる台詞があります)

さあどう転がるんでしょうか

出だしはFAIRY TAILと違ったので斬新でした

少しずつ動き出す… 〜「青のオーケストラ(2)」感想〜

タイトル:「青のオーケストラ(2)」

作者:阿久井真

「青のオーケストラ」の2巻

1巻とこの巻は一時期無料解放されていたので、手に取った方も多いと思われますが、この巻まで読んで「面白い!!」と思えばこのまま全巻購入して大丈夫でしょう!!

 

  • 変化していく一

この巻の冒頭は佐伯直が合奏するパートから

僕は吹奏楽部やオーケストラ部に関しての知識は全くないんですが、最初は実力を披露していくのでしょう?

 

で、一と直の合奏はというとほぼ音の喧嘩

なぜなら直が楽譜を無視して自分の好きなように演奏するからです(良くいえばアレンジというもの)

それに対抗するように一も好きなように演奏するので音の喧嘩と化してしまったというわけです

 

この演奏のあと、一瞬父親の話題が出てしまいますがそれを救ったのは律子の演奏

そして、2年と3年の合奏

この演奏風景が「踊っているよう」と称されているのですが、確かに楽しそうに描写されています(アニメーションやドラマなどより分かりやすいんだけどね…)

 

こうした演奏を見てようやく進むべき方向が分かった一は入部を決断(ただし律子に促される形で)

その上で一はこれ以降、表情が和らいでいきます 

一の父親は今後もちょくちょく描写されそうで怖いけど

 

  • ハルの過去

この巻の中心は小桜ハル

高校に入学してから登場した律子の友人です

並びに過去に一と対面したことがある人物でもある

ノンフィクション作品特有の覚えてない時空により、一は覚えてないようですが(汗)

 

ただ彼女、昔いじめにあったことから心を閉ざした過去を持っており、そのいじめを起こした本人とたまたますれ違ったことでそのトラウマが甦ってしまう…

しかもハルは元々律子や一と同じ高校に通っていたのですが、いじめが原因で転校…

律子が中学の頃、人間関係で孤立していたのはハルをいじめていた生徒を怪我させてしまったからみたいです…

ああ、いじめってホント糞だわ

あれ何が楽しいんでしょうね?

人を傷付けることを楽しむとか…

 

トラウマが甦ってしまったことでハルは引きこもってしまうのですが、そんなハルが立ち直れたのは律子の言葉に救われたから

ハルの存在が律子の居場所を救っていたのです

ハルは「律子に甘えてはいけない」と思っていたのですが、逆でした

ハルこそが律子を支えていたです

そして律子の願いで奏でたバイオリンがハルを変える…

ここからハルも変化していくんでしょうね!!

 

こういうエピソードを聞くと僕は自分のやるせなさを思い出してしまう…

というのは中学、高校の頃の親友の1人がここ数年連絡取れてないんです

最初は明るかったのに苛められていくうちにどんどん暗くなり、遂には勝手に死んだことにされたり…

彼の名字はFだったのですが、元気にしているかな…

親友は絶対大切にしましょう

 

  • いよいよオーディションへ

その一方で物語は着々と定期演奏会

この定期演奏会は1年と2年の合同で行われるのですが、出演するには実力で枠を勝ち取るしかない…!!

ただそのオーディションで課題となるのは「第3楽章」と呼ばれる3拍子楽曲(音楽的に用いられることが多いのは4拍子、3拍子はリズムが取りづらい上にプロでも苦戦します。ドラム関連の動画を見ると特に分かりやすいです)

2年でも合わせたことがないというこの楽章を2年は瞬間的に合わせてしまう…

一達はこれを超えられるのか!?

 

この巻は大方ハルのエピソードが中心でしたが、次の巻は先輩とのバトルになるのかな?

それともまだ掘り下げられてない直が中心となるのか?

ああ、オーケストラ聞きたくなってきた※筆者は音楽ブログをやってはいるもののクラシックやオーケストラはそこまで聞かない