最新のジャンプ新連載について~2020年12月編~+α
定期的にやると専念したので今回も勿論やらせていただきます
ジャンプ新連載についての感想!!
この記事を掲載した後は昨年、連載を終えたジャンプの長期連載漫画について振り返る予定です
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BUILD KING/島袋光年
「トリコ」の島袋光年先生が久々の新連載
予告イラスト発表された瞬間、多くの人々が大工の源さんを連想しましたが笑
タイトルからも分かるように建築をテーマにした漫画ですが、建築を題材にした漫画ってあるようでなかったような
農業や酪農系統をテーマにした作品なら「銀の匙」やラノベにはなりますが「のうりん」もそう
島袋先生が漫画の新境地を切り開くのでしょうか?
2020年の新連載陣は前半までは良かったものの後半から入った作品は軒並み苦戦しているので島袋先生には是非とも頑張っていただきたいです!!
あと、某原作作家にも社会更生へのエールを・・・
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SAKAMOTO DAYS/鈴木祐斗
表紙見た瞬間に打ち切り臭が若干したものの蓋を開けてみればシュールで面白い
主人公が普段は大人しい分、やるときはやるのは流石は元伝説の殺し屋と言った次第
正直2020後半以降の新連載陣がなかなかインパクトが足りないので載れば長期連載できるかも
そのうえで2019年以降の主な生き残りはというと、
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夜桜さんちの大作戦/権平ひつじ
チェーンソーマンがまさかの第1部完結につき2019年組では唯一の生き残りに
というかどこで人気が爆発した!?
センターカラーも明らかに増えてきますし、掲載順が今ではすっかり安定しているのはSKET DANCEを見ているかのような・・・
しかしこの漫画はギャグとシリアスの緩急が上手い
笑わせるところは笑わせてシリアスな場面はシリアスに
メリハリの良さが人気につながったのかもしれません
こうなると巻頭も取ってほしいところ
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アンデッドアンラック/戸塚慶文
こちらは想像以上に人気が出て今や「マッシュル(読んでないのでスルー)」と共に猛プッシュ
主要人物の過去が終わり、ここから物語に戻っていくところですがストーリーもキャラも設定もいい
やっぱりシンプルな設定が大切なんでしょうね
恐らく編集部としてはアニメまで持っていきたいと思われ、次期看板候補でしょう
毎週楽しみになる作品です
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あやかしトライアングル/矢吹健太朗
原作なしの単独では「BLACK CAT」以来でしたので少し不安なところもありましたが、人気はしっかりキープしている模様
時々エロ描写も出てはきますが、多分この漫画を支持している方って「BLACK CAT」のファンが多いような・・・
逆に「ToLoveる」好きだった方には物足りないのかもしれない
そのうえでジャンプからラブコメが消滅してしまった今、ロマンス要素があるのはこの作品くらいです
次のラブコメ入るまで矢吹先生しのいでください!!
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破壊神マグちゃん/上木敬
いつネタが切れるか心配でしたが打ち切り寸前から急速に巻き返し、なんとか連載半年突破
やっぱりこの漫画の破壊力は高すぎるw
ギャグ枠では久々に長く続いて欲しい漫画が現れたので僕としては嬉しいです
ちなみに今のところバトル路線にはいってませんがこれがバトルにシフトしたら確実に終わります
テコ入れが必要になる事態は何が何でも回避してほしいところ
これら4つと「マッシュル」、そしてなんで人気があるのか理解できないメイド漫画以外は掲載順位がかなり苦しんでおり、ほぼ下位5作品が固定化されつつあります
特に「灼熱のニライカナイ」・・・
連載開始当初から不安視していたようにやっぱりピンとこない・・・
このままだと2作続けて打ち切りになってしまいます・・・
「べるぜバブ」は面白かったんだけどな・・・
長期連載になる漫画は1年に2~4作
次の更新は惜しまれつつ連載終了となった長期連載漫画を振り返っていきますが怒涛の打ち切りラッシュとなった2010の再来は回避してくれ
2020年にジャンプで連載終了した漫画を振り返る
前回お伝えしたように今回は2020年に連載終了した長期連載漫画について
懐かしのあの漫画もいくつもあるのではないでしょうか?
昨年連載終了した漫画でこの漫画の言及を避けることはできないでしょう
僕は連載終了直前から読みだしたもので執筆時点ではまだ読破できていません
しかしながら凄い作品だったなと思う
熱さもあれば悲しみも、そして感動もあるとても濃厚な作品
中でも終盤の展開はここ10年のジャンプで1番盛り上がりましたよ
だってあんな展開があるとは思いもしませんから
その上で引き延ばさずに終了したのは賢明な判断
デスノートの2の舞にならなくて本当に良かった
ところで新作は書くのかな?
そこが気になりますね
実は「鬼滅の刃」と同期で始まっていた「ゆらぎ荘の幽奈」さん
こちらも鬼滅とほぼ同タイミングで終了に
まあ、去年の1月くらいから明らかに連載終了に舵を取っていたので既定路線だったのでしょう
突然バトルになったり、シリアスになったり、色気描写ありとなんでもありの漫画でしたがこの漫画が終わった今、少し寂しい部分があります
ミウラ先生と言えば「恋染紅葉」の頃から絵が非常に奇麗だったのでまた次の作品を期待したいところ
連載、お疲れさまでした
実写映画が公開されアニメ2期も始まったこの作品もピリオド
今思えばダークファンタジー作品がWJに集い始まるきっかけになった作品でした
1話目からヒットしそうな匂いをプンプン感じてましたが毎週毎週1瞬も気を抜けない展開は見事でした
終盤は大いに盛り上がってあのキャラまで再登場するとは思いませんでしたが、その反面悲しい展開も多い作品でした
コロナじゃなければ展覧会も行ったのに!!
連載初期から単行本を購入するほどの大ファンでしたが、遂に連載終了
ジャンプのスポーツ漫画といえば超人能力をテーマにしたとんでも作品が目立つ中で最後まで正統バレーボール漫画として歩んでくれました
この作品を契機にバレーボールに興味を抱いた方も多いでしょうし、僕もバレーボールを見る機会が増えました
バレーボール人気にも大きく貢献した作品ではないでしょうか?
次はどんな漫画を製作してくださるのでしょう
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アクタージュ act-age/原作:マツキタツヤ 作画:宇佐崎しろ
この漫画については以前、触れたので割愛↓
アクタージュの終了を受けて - Anime,comic,Light novel... (hatenablog.com)
ちなみに単行本未収録分が掲載されたジャンプは高騰しているとのこと
1話ずつでもいいので販売していただけませんか・・・
ラブコメ史の中で前代未聞のマルチルートを描き切るというとんでもない展開に出たこの作品もついに終了
伝説といえる新連載6連弾の先陣がとうとう完結しました
かつてジャンプに掲載された黒歴史である某ラブコメ(実はゆらぎ荘の連載開始号が最終回)のスピンオフを筒井先生は担当してましたが最終的に評価は某ラブコメを上回ることになりましたね
ジャンプに掲載された最終話は蛇足だ、忘れろ
2020年と言えば「五等分の花嫁」も完結
ラブコメ漫画が次の世代に引き継がれた印象がありますが、このマルチエンディングシステムを最後に取り入れる漫画は現れるのでしょうか
筒井先生、お疲れさまでした!!
10年代ではジャンプで1番のラブコメでしたよ!!
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チェーンソーマン/藤本タツキ
完結というよりは第1部終了
ジャンプ史上過去No.1のダークファンタジーでした
特に後半以降、描写はどんどん過激になっていきSQではなくWJに連載されていることが不思議に思ってしまうほど
よくこれ連載出来たなと改めて思ってしまいます
次は高校生編らしいですが媒体はジャンプ+へ
これ、描写さらに過激になるのでは?
それにしてもダークファンタジー作品が軒並み終了したのは1つの時代の終わりを感じます
そろそろSQの漫画にも触れないとな・・・
ストライクウィッチーズROAD to BERLIN終盤の振り返り!!そして・・・
というわけで新年1発目の記事は僕の大好きなストライクウィッチーズの記事
3ヶ月とはあっという間であんなに待ち望んだスト魔女3期ももう終わってしまっていました
そんな3期の終盤を簡単に
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本当に物語はベルリン奪還へ
まず前回の記事を投稿したのはスト魔女伝統の7話が放送された後
つまり残り6話前後で本当に解放まで進めるのか?という状況だったのですが、結果的にはたどり着けました
それにはこの後記すある事情もありますが、ネウロイはやっぱり強くなりすぎ
コアが移動しまくるネウロイには「は?」ってなりましたし、ミーナが撃墜寸前まで追い込まれたりと
もうね、インフレしすぎですよ
ネウロイにも意地があるのは分かりますが、1期の時点では考えられないほどの強さです
しかも恐れていたミーナの魔力減退が遂に始まってしまいました・・・
そのため、9話でミーナは焦りまくっていましたがその姿は2期終盤の坂本さんと重なる場面も・・・
ネウロイに始末されかけていたミーナはなんとかトゥルーデとハルトマンが救出しましたが仮に続きが描かれるのであればいよいよミーナも退くかもしれませんね
そうなったら隊長はどうなるんだろう
ペリーヌか?
ちなみにウルスラ登場は嬉しかった半面、9話のラスト・・・
あれは一体なんだったんだw
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静夏に訪れた危機
そうした不安要素を抱えた中でいよいよベルリン奪還作戦が行われるのですが、PVに出てきていたベルリンの壁型ネウロイが遂に登場
あまりの強さに撤退戦に追い込まれてしまうのですが、その時に活躍したのが静夏
芳佳を守りつつ、大型ネウロイを撃退したし501に配属された時と比較すると成長を伺わせる1面となりました
ただ、ラジオで「そう上手くは行かないよと思わせる場面が来る」と予告されていたように似たタイプのネウロイが来た際に静夏は大苦戦
負傷してしまう上に奪還作戦のキーである芳佳の魔力を消費させてしまう・・・
その責任を感じたのか、芳佳が作戦に参加できない分まで静夏は奮闘するのですがある行動で生死の危機にまで瀕してしまいます
もはやここまでか
そう思ってしまいましたが・・・
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そして・・・芳佳復活
そんな悲しい結末は絶対認めない!!
そう言わんばかり、芳佳は最終話で遂に復活を遂げます
思えばこの3期では魔力圧に悩まされ、思ったように動けずもどかしい思いを芳佳はしてました
ただ、「守りたい」思いは決して変わらず魔力を活用できなくとも負傷した兵士の治療を芳佳は行ってました
芳佳は今回の作戦が始まるまでは医学留学で医療を学んでましたが、それは決して無駄ではなかったことをここで証明しています
その上で静夏の絶体絶命時に遂に復活
10話から震電がようやく登場し、静夏も一時的に着用してましたがやはり芳佳が震電を着用するともはやチートなわけで
主人公補正もありますが、一瞬で戦況を変えてしまう
やっぱり芳佳はかっこいいですよ
何度も奇跡を起こしてきましたし、今回は特に凄かった(静夏も救ったしね)
完全復活の原因は謎ですが
エンディングで普通に飛んでいたしもう大丈夫なのかな?
で12話の最後を見て一瞬「終わり?」と感じた方もいたかもしれない
しかし、それには理由があります
→フミカネ先生『決して「終わらせたい」「終わらせよう」というつもりでベルリン奪還を選んだわけではないのですが』 : 複合材な日々 (fc2.com)※複合材な日々さん、すいません・・・。駄目ならリンク消します。
スト魔女3期って2期から10年近く経過しているわけで次も制作出来る補償はどこにもないのです
だから中途半端で終わらせないように書き切った結果が12話のラスト
それに1期も2期も実はシリーズ終了直後に続編が発表されたわけではなかったはず
故にあの終わり方ってこれまで変わらないような・・・
ただ、恐らくスト魔女は4期かOVAかは分かりませんが続編を作られる可能性はやや高いです
というのは続編を制作するボーダラインって実は円盤の売り上げなんですが、スト魔女3期は5000枚前後
続編制作出来るボーダラインにしっかり載りました
むしろ、10年経過してもこれだけ売れることにビビっている人いましたね
そりゃラジオ10年やっているんだよ?
人気なかったら途中で終わっているよ
爆死じゃなくて本当に良かった・・・
ただ、次のアニメは多分501じゃない・・・
恐らくメディアミックスするなら501の戦いの裏側
作中で502や504、506に言及してましたよね?
だからそれぞれのROAD to BERLINを描くのではと僕は思っています
しかし・・・
504→漫画
506→小説
アニメ化してもワールドウィッチーズファン以外からは「誰だそれ?」になる確率が高すぎると思う・・・
期間限定公開にしても採算が取れるかどうか・・・
ゆえにこの2つの部隊はまた漫画や小説になるかも
この2つの部隊って確かみんな声付いていたよね?
そうなると最有力は502の続編
しかも11話にはひかりとラル隊長がまさかのサプライズ登場・・・※放送後、トレンドになってしまった
最終話でも502に言及していたし、これは502続編の伏線では?と思っています
なお、芳佳はひかりに気付かなかった模様
2人の対面はまだまだ先か?
501のOVAで芳佳と静夏をサーニャやエイラと共に502と会わせてくれないかな・・・
ニパもいるし下原はドラマCDで2人と対面しているからやりとりもスムーズに行くでしょ
その上、実は明日からあれが帰ってくるんだよな・・・
発進しますが
間髪入れずに発進しますを始めるとは思いもしなかったけど、前回の発進しますって3期に向けてのリハビリだったという説もあるんですよね
ラジオでミーナの声を少し心配していたけど
あと千和さん、ルッキーニの声出せるのか?って言われてましたね・・・
なんとか出せたけど
つまりこれがブレイブウィッチーズ2期へのリハビリって可能性もあるんです
2期の時系列がどのあたりになるかは分からないけどひかりの成長見たいよな・・・
ひかりは1番好きなキャラだし
でも、この発進しますで3期の感動は一瞬で吹っ飛ぶでしょうね笑
あと今回は僕、原作全て目を通しているのでどうアレンジされるかも気になります
静夏は出るのだろうか・・・(原作は2019年に連載していたので当時、静夏が501に加入することは明かされていない)
そして今年はルミナスウィッチーズもいよいよ放送!!
ただメンバーの1人が交代することが先日発表されました・・・
アニメ大丈夫か?
いざとなったら延期してもいいよ?
ブレイブの時みたいに中途半端な状態で出荷されるよりは万全の状態で見れるのがベスト
今から練習しなおす必要もあるだろうからゆっくりで良いので万全な状態でお願いします
ユナフロも徐々に評価上がってきた(まさか西沢が出てくるとは・・・。案の定、ひかり嫉妬しているし)し、今年もワールドウィッチーズから目が離せませんね!!
まずは明日からの発進します楽しむぞ!!
新年の挨拶
音楽ブログの方に続いてとなりますが、新年明けましておめでとうございます
年末はすいません…
音楽ブログの年間ベストや、ベストソング、更に仕事など様々な事情が重なってギブアップ状態となってました
サブカルブログはほぼ自宅で書いているからな…
在宅時間が減れば減るほど執筆時間が減ってしまうというわけです
去年はというと僕が胃腸炎になった際、動揺したのか怒濤の連続投下を敢行しましたがその結果PVが徐々に伸びて気がつくと月間PV100越えるようになってました
まあ進歩したと考えて良いんじゃないでしょうか
ストック消えたけどな…
なんで今年は月4更新を目安に考えています
何本かストックに余裕出来れば月4-8も考えますが今の状況では無理です
だって今ストックないもん(笑)
これ執筆してから作成していく予定です
休暇のうちに何本か書いていかないとなー
まあ基本的にこのブログ、前年と変わりません
漫画とラノベ感想メインです
映画は銀魂とガルパン3章見に行く予定なんで少し感想は書くかもしれません
あとは完結漫画の感想をどう書くか
アリアAAは全巻個別で書くにしてもあれ書くにはアリアの感想掲載しないと駄目なんですよね…
本編は次3巻か
あーいつ書こう
音楽ブログは毎日更新しますがこちらはマイペースで月4と考えてください
ワールドウィッチーズ関連に関しては話別だがな
という訳で今年もこのブログよろしくお願いしまーす
キャッチコピーがいかに大切か痛感した作品〜「君がいた美しい世界と君のいない美しい世界のこと」〜
タイトル:「君がいた美しい世界と君のいない美しい世界のこと」
作者:神田 夏生
イラスト:Aちき
新年早々のブックオフ、大安売りセールで購入した表紙だけ見て購入したシリーズ第3弾
評価も見ずに購入したので、どんな作品かは購入するまで一切分かりません
ただ、この作品を読んだあとある感想を抱いてしまいました
- 行動手段は徒歩のみ?
この作品の大まかなあらすじは最愛の人三日月緋花里を失った主人公のユウトが世界を「リセット」するために世界で美しいものを探すというもの
後述するクレセントと共に旅に出るわけですが移動手段は徒歩のみ
それがリセットするための条件なんですが、千葉から東京、東京から神奈川を徒歩で移動するのはお察しの通りかなり苦労しますし凡人からすればそんなのお断りでしょう
にもかかわらず、ユウトが旅をするのは「リセット」に僅かでも可能性をかけたいから
最愛の人がいなくなると世界は瞬く間に変わってしまいますからね…※僕の高校の同級生も一度恋人を亡くしている
なぜ移動手段は徒歩のみか?
最初は不明でしたがその理由は後々なんとなく察することができるでしょう
- 緋花里とクレセント
世界で美しいものを探すためにユウトはクレセントと旅に出るわけですが、その向かう先はかつて緋花里と時間を共にした場所
それゆえ、緋花里との思い出が次々に呼び起こされていくんですが緋花里というキャラクターは少し変わった人物だなと感じざるを得ません
中途半端にヒビが入った窓のガラスを砕いたり、2階から飛び降りてヒカリにキスしたり…
まさに破天荒です
でも訪れた学校や喫茶店、公園でのエピソードを見ているとヒカリに対しては一途だったということがよく分かります
第一印象は最悪でも次第にひかれていき、変化したんでしょうね
だからこそ最愛の人を失った悲しみも人一倍大きくなってしまうんですが…
一方のクレセント
猫帽子を被っている不思議な人物なんですがあくまでも猫と主張する
勿論人間なんですが、何時間も何日も歩いても疲れることは全くない凄まじいスタミナの持ち主であることは間違いないでしょう
クレセントとは緋花里が残した手紙を通じて出会うことになるんですが…
- 結局リセットとは
でこの作品のキーワードとなる「リセット」
その意味はほぼそのまんまです
何か大きな意味があると見せかけたフェイントです
でもこれは緋花里が自分がいなくなったあと、ユウトが再生できるように考えた計画なんです
また「新しい色」に出会えるという
要はこの作品は愛すべき人を亡くした少年が再び歩み出すための物語だったというわけです
だからこそ最後の5ページはグッとなる方もいるでしょう
…あのキャッチコピーを知らなければ…
この作品、キャッチコピーとして「最後の5ページであなたは涙する」って書いてあるんですが、正直そうでもない
むしろこのキャッチコピーが仇となってハードルをあげてしまった気がします
そんなに悪い作品ではないんですがキャッチコピーが足を引っ張ってしまった
そういう印象を抱かざるを得ませんでした
カオスの領域を超えて意味が分からない〜「そうだな、確かに可愛いな」
タイトル:そうだな、確かに可愛いな
作者:刈野ミカタ
イラスト:magako
定期的にやってる表紙だけ見て購入したシリーズ
第4弾がこの作品になります
正直話します
かなり辛辣な感想になります
この作品、ページ数は一応260ページ前後あります
しかしながらスピードが早い方は2時間で読破出来るほど中身が軽いです
僕が押しに押しまくってる「ぼくたちのリメイク」シリーズは300ページ前後ですが、シリアスな作風が効果的に機能し緊張感をもって読むことが出来ます
また「緋弾のアリア」、「冴えない彼女の育てかた」シリーズもページ数は少ないもののスピーディーな展開かつ魅力的なキャラが多く、ワクワクしながら次のページに進めます
ですが、この作品はワクワクさせたい要素がほぼない
なにも考えずにエスカレーターを登る感覚に陥ってしまうのです
なので途中、僕は何を読んでいるんだという感覚に陥りました
昔「王様ゲーム」を読んだときもそんな感覚陥らなかったぞ…
- 唐突すぎる異世界設定
次に必要あったのかと思ってしまった異世界設定
この作品、「2年間昏睡状態だった主人公が目覚め、昔から付き合いがあった後輩と付き合ってからの馴れ初めを描く」…って感じなんですが、主人公が20年間異世界に魂が転生していたという設定がある
故に異世界に魂が飛ばされていた頃に出会った美少女が唐突に挿絵として現れます
読んでいる最中に「ナニコレ」と目が点になりましたよ、はい
美少女キャラ出したいならハーレム作品書いた方が良いのでは…
むしろヒロインの挿絵を増やした方が良い
こんな感想抱くの初めてです
- そのキャラ、必要あった?
そしてとどめが突然現れるヒロインのクラスメイト
主人公が気にくわないのか、分析ノートみたいなものを書き始めようとする
ただ、それなら閑話休題みたく少ページずつ掲載していった方が良い
ここだけのために30ページ近く読まされるのはな…
いかに禁書が構成をよく考えているか分かる瞬間でした
MF文庫と言えばかつてハーレム作品を乱発していた時代があります
「僕は友達が少ない」とか「この中に1人、妹がいる!」など
でもそれって裏を返せばラブコメを看板にしていたという意味合いでもあります
実際、後々レビューする可能性ありますが「あまのじゃくな氷室さん」とか「僕の知らないラブコメ」、そして以前レビューした「放課後のガールフレンド〜」
MF文庫のラブコメは当たり作品が多いイメージです
それだけにこれは…
読んでいて早く読み終われと感じたのは初めてでした
まあ、僕がこう書いたって好きな方はいるでしょうしその方はどうか読み進めてください
ただ、これほどまでに試し読みが必要な作品に遭遇するとは思いませんでした
なんで異世界転生ものがこんなにも流行ったのか
ここのところ更新ペース停滞して本当にすいません・・・
上手くは語れないんですが社会人復帰してから今まで1・2を争うほど忙しいんです
だからストレスも今とても貯まっているんですが・・・
内情話したら会社に特定されるかもしれないからそれは出来ない!!
まあブログ書ける体力はあるんだなと判断してください(音楽ブログは年間ベスト作成中です)
さて今回のテーマは異世界転生ものについて
今や書店で多く見かけるようになりましたよね?
「○○が転生したら無双」とか「○○が転生したらモテモテ」みたいな作品
数年前のハーレムラノベ乱発時代からは考えられませんよ
いつの間にこんな作品だらけになってしまうなんて・・・
同時に「俺ガイル」系統のラノベも流行っているようですが※「弱キャラ友崎くん」は1巻所有していたような・・・
ただこうした作品が生まれてくるようになったサイクルは全く分からない
これらの原点が「ゼロの使い魔」にあるのは分かるけど
というわけで今回、そもそもなんでこんなに転生ものが流行るようになったのか
作品が生まれる背景を妄想しつつ考えてみました
①辛い日々を送ってきた
世の中は上手くいかないことだらけ
楽しいことはほとんどなく上司に罵倒される日々・・・
つまらない日常のサイクルを過ごしていくと生きることが苦しくなります
ストレス発散のアイテムや趣味があったとしても仕事への苦労が抜けるとは言い切れない
少しずつ鬱憤はたまっていきます
②自分はもっと出来るんだと思うようになる
そうすると自分は「もっと出来るんだ!!」という思考にたどり着く方もいる
自分が物語の主人公として活躍する物語を描きたくなる方も中にはおり、創作を始める方もいます
その中で自分が転成して英雄のようになって獅子奮迅の活躍をしたり、自分がイケメンとしてモテるような物語を描く人もいる
そういうものが異世界転生と呼ばれるものになっていきます
ちなみにそういうものはネット小説から生まれるのが多いのかな?
なろう系に括る人もいるかもしれないけど、
のように必ずしも転成ものだらけではないので悪しからず
③発表したら共感を得る→ヒット
でそうした転成ものの作品を発表するとネットに投稿
それが膨大なPVを生むと書籍化の話が届き最終的に書籍化
すると同じように人生が上手くいかない方から共感を得て本が手に取られ、口コミで広がる
それを見た方がまた①②③をくり返す
こんな感じではないでしょうか
ただ異世界転生作品ってどれも金太郎飴になりがち
○○したら無双・・・
○○したらモテモテ・・・
ごめん、水戸黄門方式はもう結構です
ハーレムラブコメの勢いが落ちたようにいずれは勢い落ちるんだろうな・・・
トレンドが変わった時、どうなるのか気になります
ちなみに前にも書いたと思うけど
作者同じです
未だに信じられないけど