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アニメ、漫画、ライトノベルについて書くブログです

あの人が亡くなったあと、和也は・・・~「彼女、お借りします(18)」~

タイトル∶「彼女、お借りします(18)

作者∶宮島礼吏

カッコウの許嫁」と共にアニメ放送中のかのかり

こちらも久々の感想になりますが、この記事でも「カッコウの許嫁」感想から取り入れたメモ方式を採用しています※下準備に90分近く

 

かのかり2期のOPが本編知っている身としては「う~ん」だったり、実写化も「ちょっと何言っているかわからない」状態

本誌は更に凄いことになっているらしいですが、この18巻は前半がとにかく重いです

※前巻17巻の感想↓

 

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com

 

 

  • 小百合との別れの前に

17巻の終盤、上映会会場の下見をしている最中に容態が急変した小百合

和也千鶴に、小百合に「本当のこと話さなくていいのか?」と問いかけても、本当のことは話したくない様子

それは18巻冒頭でも変わってません(数時間どころか数分も経過してないからな…)

 

17巻終盤で和也が「誰の為にもなってない」と話した通り、隠し通したことで誰も喜ばないのはその通り

でも言及するか決めるのは千鶴自身

その千鶴の考えは、

  1. 「話すことに意味はない」
  2. 「自己満足以外の何者でもない」
  3. 「聞こえているんだったら悲しませるだけ」

総括すると小百合にメリットがないということ

 

これも一理あります

嘘をバラすことで小百合にメリットがあるかと言われたらありません

得するのは千鶴だけじゃないでしょうか

罪悪感から抜け出せるくらいしか利点はないんです

 

むしろ今の千鶴の心残りは小百合に映画を見せることが叶いそうに無いこと

小百合は映画を見ることを楽しみにしていた

孫の晴れ舞台を見ることを

でもその前に亡くなりそうではもう見られない…

千鶴の表情はとても辛そうです

 

そんな最中、和也が病室へ乱入

千鶴は困惑するなか、和也はプロジェクターをセッティングすると映画の上映をはじめました

 

これが17巻ラストで和也が気づいた自分に出来ること

応急処置のようなものなんで全編通して上映することは出来ませんが、一応小百合に映画を見せることはできています

小百合も短い時間とはいえ、目を開けて映画を鑑賞

 

結果、表情は笑っていました

このため、映画を見せることは一応出来ました

千鶴の願いは一応は達成されました

 

しかし千鶴の苦悩は続きます…

千鶴にとってあまりメリットもないし、小百合が聞いたら悲しんでしまう可能性もある

やっぱりメリットがないんですよね

 

それに千鶴は嘘を付くことも大事と考えています
「”女優”は 嘘を付く仕事」、「”幸せな嘘”はある」と考えているようですし

確かに時に嘘は必要です

傷つけないために嘘をつくことが求められる場面もありますから

 

でも小百合の考え方は異なります

それは学生の頃、千鶴は授業の遅刻を職員室の掃除と偽って帳消しに

しかも「女優は 嘘を付く仕事」なんて開き直っているのですが、小百合が千鶴に告げたのは、

 

「人の心はね99%の嘘と1%の真実でできてるのよ」

 

これなんのことかわからない方もいるでしょう

 

僕なりに解釈すると人間は本音よりも建前のほうが多いということ

真実をさらけ出せず、偽りながら生きているんです(小百合も似たようことを話しています)

だからフェイクだらけの世界なんですが、それは真実を守るための行為

その守られている真実のほうが小百合は好んでいるんです

 

「たった1つの真実を表現できるなら99個の嘘をついたって構わない 演技の本質はむしろ そっちにあるんじゃないかと 思ったりする」

 

なんてまさに役者の考え方でしょう

その答えが千鶴を更に苦しめてしまいますが…

 

しかしその時、小百合は意識を取り戻します

千鶴は「奇跡が起こった!!」と考えたのでしょうか

ナースコールを試みましたが小百合は静止

これが意味するのは紛れもなく、お別れの時期が近いということです

 

後悔を残したくない千鶴がやるべきことは無論、和也との関係

でもこういうときに限って、人ってなかなか言葉が出ない…

人間ってなんで不器用なんでしょう

 

それでも小百合は千鶴を攻めません

「可愛い孫(あなた)が選んだ答え…なら…どちらでも…いいわ」と肯定してくれますし、

 

「日々 迷い 悩み… 苦しみ… それでも考え続けることが… ”生”への唯一の誠実さよ そんな生き方ができる女性に育ってくれた それだけで私は十分幸せ…」

 

とどんな苦難が立ちはだかろうと考えながら生きていく

そんな人間に千鶴が育ったことを喜んでます

 

人生は壁だらけ

ただ呆然と立っているだけでなく、乗り越えようとしてくれることを喜んだのと思われます

 

そして映画を見せてくれたことへの感謝、千鶴への愛、「宝物」と評して、千鶴も小百合に「大好き」と伝えて、小百合は亡くなりました…

 

この展開、僕は知っていました

マガジンが表紙で盛大にネタバレやってくれましたもん

それもアニメ1期放送中にですよ!!

ブコメでここまで酷いネタバレはあまりないんじゃないでしょうか

 

小百合の死は作中の登場人物にも次第に伝わり、みにも号泣しますが、千鶴はこのあたりから悪い癖が出ています

ここまでこの物語を読んだ方なら千鶴は強い人物ではないことをお見通しでしょう

 

ですが、千鶴はやっぱり強がります

和也はこの時点で千鶴が弱い人間であることを知りません

故に「俺が思うよりも強くて…逞しくて…一人で生きている… すげー女」と思ったようですが、みには、

 

「一人で生きていける女なんて この世にいないっス」

 

と考えています

解釈次第では誤解を招くかもしれませんが、人の支えなしで人間が生きるのは難しいという意味ではないでしょうか

 

しかも和也も、「”理想の彼女”を演じてるみたいだった」と異変に勘付いています

だからこの時点で作中の結末はなんとなく読めました

 

千鶴って五等分の花嫁の中野四葉に少し似ているな…

中身は違うけどね、お互い支え棒が必要なんですよ

千鶴は精神的支柱が必要という意味になりますが

 

僕がアニメ2期のOPが合わないと考えるのは、このエピソードが原因です

小百合さん、今までありがとうございました…

  • 墨がくれたもの

小百合が亡くなった数日後、お通夜が行われ和也は和と共に参加しました

が、和也が帰宅して発した第一声は、

 

「知り合いのお通夜ほど メンタル削られるものはねえな…」

 

この作品の読者層がどんな感じか、僕は把握していません

でも30代以上の方ほど、和也のこの台詞に共感してしまうのではないでしょうか

僕もいずれそうなるんでしょうね

 

しかしそのお通夜、千鶴は和也曰く「鉄の女」状態でした

和也が和とともに参加した際、少し会話はしたもののなんというか、やっぱり心に余裕がないんですよ

繋がりが深かった家族がなくなり、遂に1人になってしまった

それも大学生が

この状況で屈強なメンタルを発揮できる方が見てみたいですよ

 

それから小百合の遺影を見た和也は泣くのを堪えてましたが、和は少し凝視する程度

 

「長いは迷惑じゃ 今に会える」

 

という台詞が全てを悟ってますね…

そりゃそうだよな…

 

また人生経験の長さからか、千鶴を「強い人」、「小百合さんを見ているよう」と表現したのが印象的

「どんな窮地でも弱音を吐かず 気丈に振る舞う」と具体的に話してましたが、それは似ていると考えるべきなのか?

 

そのうえで和は、

 

「考えろ 恋人(おまえ)にしかできんことは必ずある」

 

と言い残しますが、何をするべきか和也は分からない…

和也は千鶴に当然ながら何かしたいでしょう

ですが、どうすればいいのか

 

そうして悩んだ結果、和也が相談相手に選んだのはでした

描写を見るとレンカノで1時間借りたようです

速攻で墨が転倒したことには触れるんじゃない

 

ちなみに墨は17巻にも登場してますが、このとき会ったのはたまたま病院にいた千鶴

だから和也と会うのは映画のビラ配り以来

割と久々です

 

和也は墨が伝えたいことをおおよそ把握できるくらい親密になり、墨も和也が自分を相談相手に選んでくれたことをグッと来ているようです

茶店に入り、小百合の訃報を知ると一気に凹みましたが

※入店前に和也は「癒やされる」と言ってたので、一瞬で180度変わっています

 

墨は千鶴と親密ですし千鶴のことを心配しますが、和也が千鶴の今の状態を把握できない以上、墨に伝達は出来ません

何をすべきか分からなくて墨に相談していますから

 

するとここから墨は大胆な行動に出ます

茶店を出たあと(無銭飲食はしていません)、いきなり新宿駅に移動し、湘南新宿ラインに乗車して海に行くことを提案し出したのです

 

これに関して墨はスマホで「悩みには 海が効く」

あのー、どこのヒーラーさんですか?

海ってそんな効能あるの?

和也も当然困惑してます

 

しかしこれは墨なりに考えた行動の結果

 

「私もちづるちゃんの為に…何かしたい…」
「ここからは”お友達”…」

 

と口頭で伝えていることから、その決意の大きさが分かるのではないでしょうか?

ちなみに湘南新宿ラインに藤沢行はほとんどありません

大体、平塚か小田原止まりです

 

というわけでグリーン車で藤沢へ(よくそんなお金あったな)

目的は海ですが、作中は9月後半なので遊泳禁止でした汗

いつの間に9月後半だったのかこの作品

 

海で悩み解決に貢献したかったのでしょう

墨の凹み具合は露骨です

 

ですが、墨はここで立ち止まらず今度は展望台(江ノ島シーキャンドル)へ

それも江ノ島エスカー(ASIAN KUNG-FU GENERATIONの曲にもありましたね)を無視していきました(笑)

あの距離を階段って相当キツイような…

和也がヘトヘトになるのも至極当然

墨は元気ですが

 

しかしながら展望台から見る湘南は絶景

墨があまりに可愛いので目立ったりもしますが、なんやかんやで楽しめています

近くにいた女子高校生が「ヤッホー!!」と叫んでいたのを墨が真似ようとしたくらいですし(出来ないのはお察し)

藤沢はしっかり満喫できているようです

高校時代に帰りたい

 

そして最終的に海に戻って来たわけですが、墨が1人で水掛けを始めたあと、結局和也も墨に促されて水掛けを実行

和也は悩みを忘れ、童心に戻って楽しんでいるかのような1日を送っていました

 

こうして和也は墨と共に1日を満喫できましたが、このように墨が和也を楽しませた目的は、

 

「前向きは笑顔から」
「私には何も出来ないから」
「苦しんでいる人には遊んで楽しんで欲しい」

 

と苦しいときこそ、楽しんで欲しいという目的があったのです(なおこれらのセリフは砂浜に直接書いています)

前を向くためには笑顔が大事

ネガティブな状況では何も進展しませんから

だからこそ1日藤沢を満喫してもらうことで楽しんでもらったというわけです

 

お互い楽しめたので、墨も嬉しそうな顔をしていました

そのうえで千鶴に関しては、「悩む気持ちも分かるけど」「まっすぐに励まされて 嬉しくない女の子なんて いないと思うな」と書き、「ちづるちゃんの気持ちは ちづるちゃんにしか分からない」と置いたものの、墨は、

 

「私なら嬉しいなっ」

 

と口頭で伝えて、満面の笑みを見せました

 

これは僕の私見ですが、放置されるのと言葉をかけてくれるって大きく違います

千鶴が後者とは限りませんが、僕もやっぱり励ましていただいたら嬉しいです

 

こうして和也は吹っ切れました

 

「悩んで 励ませず仕舞いなんて 本末転倒じゃねーか!!」

 

 

和也は墨に「最高のデートだったよ!」と伝えました

初期の墨と飛鶴すると、大きく成長しましたね…!!

  • デート前夜

墨とのデートから数日後

和也はカラオケのバイトに励んでますが、そのバイト先といえば、るかもいる

るかも小百合が亡くなったことを和也の口から知ることになりました

 

るかも励ましたいようですが、家族のことだから慎重

しかもるかも千鶴が不器用だって気付いています

もしかしたら千鶴って案外、自分の性格が外にバレていることを知らないのかもしれませんね

じゃないとあんなに強がりませんし

 

しかし、るかは

 

「でも私なら素直に励まして欲しい」

 

完全に和也のスイッチを押す手助けをしてしまったようです(笑)

1度スイッチを押した人間を止めるのは簡単ではありません

自爆…ではないかな?

 

そのため、今回るかは静止を断念しました

いつか遊園地デートすることを条件に

まあ、でもるかが和也に惚れったのって「情熱的な部分」だし、止められないと悟ったのかもね

 

そして和也は来月のシフトを多く入ることを条件に、給料を前借りすることにしました

なぜって?

千鶴と最高のデートをするために決まっているじゃないですか!?

 

というわけで激動の18巻でした

次巻19巻のエピソードは4巻の時点で構想があったエピソードとのようですが、和也は千鶴を立ち直らせることは出来るのでしょうか?

 

なおこの感想執筆、これまでの倍以上に時間を要しています

途中でコラム挟みながらサブカルブログ続けていく所存です

よろしくお願いします

 

あーあ、PVが怖い※カッコウの許嫁の感想が投稿される前に下書きが終わりました(笑)

2022年夏に見ているアニメ

先週書いたルミナスウィッチーズの記事に続いて、今度は今季見ているアニメについて

次回はある作品の感想記事について掲載する予定です

 

  • 継母の連れが元カノだった

今回の夏アニメで特に楽しみだった作品その1

執筆当時、2巻の感想を執筆かつアニメでネタバレを見ないように猛スピードで読んでいる所存ですが、最初から結構飛ばしてたような…

一気に1巻の3-4話分使ったよね?

 

個人的に良かったのは結女のCVである日高さん

最初は意外でしたが、アニメ見たらピッタリですね

PV時の古賀さんから変更になったのは驚きでしたが、日高さん合いすぎて驚き

水斗も下野さんで良かった

これが本当の下野さん

 

問題は配信媒体

abema以外はレンタル方式らしいです汗

かといってabemaもCM入るからあまり好きではない…

ど う し て こ う な っ た

※4話まで視聴済

 

  • よふかしのうた

先日、Creepy Nutsの新作リリースにおけるツアーが発表され、ファイナルがまさかのさいたまスーパーアリーナ

ヒップホップの歴史の中でもとんでもない領域に踏み入れようとしていますが、彼らの代表曲である「よふかしのうた」をタイトルに引用したのがこの作品

「だがしかし」のコトタマ先生の新作でもあります

 

作品の噂は前から聞いてましたが、これは何と形容すればいいんだ?

吸血鬼出てくるのは知ってたけどね?

ストーリーもの?

コメディ?

ブコメ

面白いと言えば面白いです

 

ちなみに最近、噛まれても吸血鬼にならない作品は割とあります

「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」とか※いつか感想で書くかも、これ大好き

 

逆になっていたのは、「ロザリオとバンパイア」ですね

 

あの作品、ダークファンタジーですし※全巻読破してます

 

これは夜にこそ見たい作品だな〜

あ、満足同盟は出てこなくていい

 

  • Extreme Hearts

リリカルなのはシリーズやDOG DAYS都築真紀さんが関わっている作品

どちらかといえば後者に雰囲気は近いですが、いろいろぶっ飛んでます

 

未来のスポーツのテーマにした作品とはいえ、何でもありじゃんこれ(笑)

DOG DAYS思い出す

ナナミは流石に出てこないよな…

 

ちなみに劇中歌もこの作品、配信されていますがその曲も素晴らしいのでぜひ!!

 

  • 連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ

この作品については、個別で記事を書いたのでそちらを参照ください↓

 

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com

 

※5話まで視聴済

ちなみに横浜の某店舗行ったら、ルミナスの1番くじ完売で驚きました

  • Engage Kiss

ライトノベル冴えない彼女の育てかた」、ゲーム界では有名な「パルフェ」、「WHITE ALBUM2」などに関わった丸戸史明先生が関わった新作アニメーション

 

しかし1話見た時点でお気づきの方も多いでしょうが、あまりにクレイジーなキャラのオンパレードです

いや冴えカノも癖強キャラ多かったけどさ、これははるか上を行き過ぎだよ

もはや笑えてくるレベルです

 

オリジナルアニメでこんなにもクレイジーなキャラが集った作品、久々に見たぞ…

Charlotte」以来か?

 

丸戸先生の作品は好き嫌い別れる(倫也は好き嫌い別れるでしょう、イメチェンして以降の倫也はカッコ良すぎるが)のかな?

冴えカノ大好きで劇場版の来場者特典は全てコンプリートしたものとして、この作品は完走します(いや、他のアニメも時間かけて見てるけど)

OPに個人的に好きなHalf time Oldが起用されていることで驚いた作品

 

しかし、シリアスなBGMが流れているのに主人公が全然現実と向き合わない笑

原作もこんな感じなの?

だとしたら驚くよ!?

 

こういうストーリーものは話数重ねないと、なかなか理解が追いつかないと思いますがじっくり見ていきますか!!

  • 最近雇ったメイドが怪しい

今年の夏アニメでは最も遅いスタートになった作品ではないでしょうか?

両親を失った主人公悠利の元に突然メイドのリリスが現れ、リリスは有能なんだけど…って話

 

まあリリスが悠利からの追求に弱すぎてボロが出そうになってるのが面白いところですが(笑)

ただ悠利とリリスは無関係って訳ではないようで

今後物語が進めばその辺りは分かるのかな?

 

というかほっちゃんこと堀江由衣が出演しているアニメを久々に見た気がする

  • それでも歩は寄せてくる

からかい上手の高木さん」などで知られる山本崇一朗の3期連続アニメ化の第3弾

何故か最速配信はアマゾンビデオになっていますが汗

 

2人しかいない将棋部の先輩と後輩のやり取りがとても面白くてニヤニヤしてしまいます

昔から作品の評判は聞いてたので、評判通りでとても面白いです

なんでアマプラ最速

 

それにしても山本先生は3作連載掛け持ちしているんだよね?

要領の良さが凄いな…

※配信がDisney+限定なので視聴リンクを掲載できません

アニメ放送開始に先駆けて↓の記事を執筆するなど楽しみにしていた、はたまお2期

 

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com

デザインの変更に賛否両論が起こってましたが蓋を開けてみたら、ほとんど変わらず

1期と同じ、はたまおがそこにありました

顔芸も変わってないけどな

 

予想はしてましたが、アニメのペースは1期をほぼ再現しているので進行はやっぱりゆっくり

今回の2期が終わったら、続編は制作されるのでしょうか汗

 

ちなみにBlu-rayの特典として、ラノベアニメではお馴染みの書き下ろし小説が付くとか

買いますか

※4話まで視聴済

ネットだとかなり話題になっているらしいこの作品

形式してはどういう作品になるんでしょうか

スパイもの?

 

この作品、緊張感があるのかないのか分からない

そんな不思議な作風

でもつまらないとは思いません

すなわち面白いんでしょう

 

それにしても今季の大本命がまさかこれとは…

※2話まで視聴済

  • プリマドール

「Angle beats!」や「Charlotte」を手がけたkey.の新作アニメーション

茶店を舞台とした作品のようですが、なんか序盤から不穏な伏線出ているんですよね…

急転直下してしまいそうな予感がて…

Charlotteも後半、一気に雰囲気変わったし

 

ちなみにコミックウォーカーでは前日談も始まりました

興味を持たれた方は必見です

 

ロッキン終わったら本格的に、アニメを追いかける予定です!!

では!!

今度のウィッチは戦わない!? 「ルミナスウィッチーズ」が抜群に面白い!!

昨日は更新を飛ばしてしまってすいませんでした汗

月末恒例の振り返り記事と重なってしまったもので…

 

夏アニメとして見ている作品については近いうちに話しますが、その夏アニメから特にピックアップしたいのがこのルミナスウィッチーズ

ワールドウィッチーズシリーズの最新作として、2019年に発表されていた作品が遂に始動したのです!!

 

 

「発進します」を除くとTVシリーズの新作は「ブレイブウィッチーズ」以来

約6年ぶりの新作となります


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  • 今度のウィッチは戦わない!?

さてそんな「ルミナスウィッチーズ」ですが、これまでのワールドウィッチーズ作品と大きく異なります

というのは、これまでのワールドウィッチーズ作品って簡単に言えばネウロイとの戦いを描いた作品

シリアスとギャグのバランスが絶妙にマッチした作品でした

※↓下に関連書籍の感想記事を貼っておきます

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com

 

ですがこの「ルミナスウィッチーズ」のテーマは「歌」

ネウロイとの戦いで戦禍に巻き込まれた人々を元気付ける音楽隊の物語がこの作品なんです 

タイトル(「連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ」)長いとか言うな

ジニー達も覚えにくそうだったし

 

無論ストライカーユニットも出てきますし、ネウロイもうっすら出てはきます

でも音楽に焦点を当てているため、シリアス色は少し薄い

ある意味ワールドウィッチーズ初心者には見やすい作品となっています

 

劇中では歌唱の訓練もあったり、「アメイジング・グレイス」が「永遠の寄す処」にアレンジされているなど本格的な部分もあり

最初はアイドルアニメになるのかと思いましたが、そのベクトルには進まないようです

アイドル苦手でも見やすいからご安心を

ちなみに僕はDIAKOGUE+が好きだ


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  • 集ったのは非優等生

そのうえでこのルミナスウィッチーズに所属するウィッチ、他の部隊の魔女のように優秀なウィッチが集められた訳ではありません

そもそもストライクウィッチーズブレイブウィッチーズは各国から優秀なウィッチを集めた戦闘航空団

途中加入の芳佳はご存知チートですし、静夏も海軍兵学校の中で優秀な存在でした

ひかりだって魔力は少なくても体力面などを考慮するとやっぱり優秀な存在と言えます

いまではひかりは502に不可欠な存在ですからね

 

でもルミナスの面々はポンコツウィッチだらけです

要は部隊から居場所をなくしたウィッチたち

何故か決まった方向にしか飛べないウィッチもいれば、ストライカーユニットをまともに扱えないウィッチもいる

これまでのウィッチ達と立ち位置が大きく異なります

 

そんな彼女たちは音楽隊の募集を通じて集まったわけですが、作中で重要人物となるのがジニーでしょう

訓練で負傷者が出たあと、舞台に合流しましたがジニーの行動が舞台に良い影響を与えているのは間違いありません

ジニーやいのり、ミラーシャの3人は芳佳とリーネ、ペリーヌの3人を思い出したのは自分だけでしょうか…?

 

楽曲制作や振り付け、衣装作成などを経て最初のライブも無事に成功

新たに集ったウィッチが起こす奇跡の物語がルミナスウィッチーズです


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ただ気になるのはネウロイ

ひょっとするとコンサート中にネウロイが襲撃してくる可能席も大いにあるんですよ

もしくは公演前にネウロイ襲来の知らせが来て、コンサートが延期か中止になるとか

 

これまでのワールドウィッチーズシリーズの傾向を踏まえると、終盤は雰囲気が大きく異なります

その際に、ルミナスウィッチーズの存在意義を問われる場面が出てきそうな予感がします

終盤は油断禁物ってことですよ

 

「戦わなくて何がウィッチだ!!」なんて方も出てきそう

マクロスΔも終盤にワルキューレの存在意義が問われる場面、ありましたし

これが杞憂に終わるといいのですが…


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  • そして他のシリーズとの関わりは?

そして多くの方が気になるであろう他の作品との交流

この作品はスト魔女1期の前

関わる可能性があるのはサーニャかエイラ、ミーナの3人でしょう

 

ミーナは元々歌手目指してました(1期ではサーニャの伴奏に乗せて歌ってましたね)し、

サーニャとエイラはナイトウィッチ関連

ブレイブウィッチーズからはジョゼと定子かな?

 

ただこれは作中の話

物語の最後、時系列がROAD to BERLIN(1946?)まで飛べば芳佳とひかりが登場する可能性はあります

そしてそこから新シリーズに繋がる可能性は大いにあります

だって502の2期、501の4期見たいし…

 

この作品のオンエアを終えると、スト魔女10周年を記念したプロジェクトは一端一段落します

ただ、来年は15周年です(笑)

また何か動くのではないでしょうか…?

スト魔女4期でもブレイブ2期でもいい

ワールドウィッチーズシリーズ全体でも・・・

 

この記事は超スピードで仕上げたものなので、少し荒いかもしれません

ですが、これは4話終了時点のもの

ワールドツアーが始まる5話には間に合いました!

今から見ても十分楽しめます

ですので今からでも是非!!

 

では!!

 

ちなみにこれまでリリースされたルミナスの曲達も素晴らしいですよ

個人的はこれかな?↓

 

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  • provided courtesy of iTunes

 

1人家から去ったと思ったら、新たなヒロインが…?〜「カッコウの許嫁(8)」〜

タイトル∶「カッコウの許嫁(8)」

作者∶吉河美希

ここのところ、ほとんど書いてなかった漫画の感想記事

というのは、今回感想を書く「カッコウの許嫁」の7巻感想を執筆する際、かなりの時間を要して、「これはやり方変えないと駄目だ」って思うようになったのです

そのためこの巻からラノベと同じようにメモを取って執筆する方式に変更しました

これが吉と出るか凶と出るか、それはまだ分からないけど汗

 

閑話休題

現在アニメも放送中の「カッコウの許嫁」8巻の感想

前巻7巻でエリカの兄が別荘に来ていたことが発覚したり、ひろが凪達の住む住居に突然移住してきたりと色々ありました

凪が泣くシーンもありましたよね…

 

この8巻はひろの家出編の完結、加えてTVシリーズでは現時点では存在が言及されていない第4のヒロインがこの巻から本格的に動き出します

※7巻の感想はこちら↓

 

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com

  • ピンチのち逆転チャンス

というわけで依然としてひろの家出は継続している序盤

エリカが住む住居はひろも含めれば4人でほぼ毎日楽しくやっているような気がしますがある日、凪は自宅で一人だけになりました

事のいきさつは↓

  1. エリカとひろ→買い出し
  2. 幸→夏期講習で学校
  3. 凪→留守番

ね?

ハブられてないでしょ!!

 

しかもひとりだから全裸も問題なし

自宅に男1人だけだから出来ることもありますからデメリットだけではありませんよ

夏期講習から帰宅した幸に全裸でプールに入っていることがバレて終了しましたが

 

幸もノラネコに餌づけしていたことバレたけどね(昔似たようなことがあった模様)

なお彼女持ち

猫でさえ彼女いるのにぼ(ry

 

ですが「彼女」→「恋人」→「結婚」と連想したのでしょうか

幸は凪にひろを諦めるように宣告

幸の言い分(「エリカ姉がいるんだから」)も分かりますが、凪の本命は現時点ではひろ

好きな人物を諦めろと言われてそう簡単に諦めるわけがありません

幸も凪に「お前はどうなんだ」と反撃されてしまい、返事不可能

勝負あったかに見えるでしょう

 

けど凪は「誰と結婚しようが俺の勝手」と余計な一言言ってしまうんですよ

幸がブラコンであることは読者どころかアニメ視聴者ももう理解しているでしょう

そんなこと言われたら、

 

「アタシは結婚しないもん!!だからお兄も結婚しちゃダメ!!!!」

 

なんで言ってしまうのも無理ないですよね

変化球どころか直球で「一緒にいてよ!!」と言ってることと同意義です

こういうこと言う妹は現実にいらっしゃるんですか?

※僕は一人っ子です

 

しかしエリカの帰宅によって状況一変

なぜなら、ひろが母親に見つかってしまったのです

エリカが「誘拐」と勘違いしたことは秘密だぞ

 

ひろが凪の家に移住してきたのは許嫁と対面することを阻止するため

ひろが7巻で「戦争」と表現してましたが、戦争は相手に見つかってはならない

つまり見つかってしまったら絶体絶命なんですよ

見つかったら許嫁との対面を進められ、身動きが取れなくなってしまう

ひろが去り際に別れの挨拶のような言葉を告げたのはそういうことなんです

 

しかもその後ラインや電話も繋がらない…

これは連絡手段を封じて反抗できないようにする典型的パターンで絶体絶命

ひろは運命から逃れることの出来ないカウントダウンが近づきつつありましたが発想を逆に考えると

 

凪「すべてをひっくり返すチャンスが来たぞ!!」

 

まだ対面は回避できます

それはすなわち、運命をぶっ壊せるということです

 

でも他人の運命を変える

それってとても褒められる行為ではないんです

他の家族の計画を赤の他人が妨害するよう行為ですから

エリカが「ひろちゃんの運命を変えることになる。それでも行くの…?」と警告するのは当然ですよ

 

でも凪は行きます

黙って計画遂行を見届けるわけには行きませんからね

計画は練ってませんが(ひろの実家に到着後、どのような行動に出るか躊躇)

行動力は大事だし、時に勢いは大事

でも計画ないと無駄足になるわ!!

 

けれども決して無駄足にはなりませんでした

なぜなら偶然ひろの母といたひろを見つけたからです

それもひろは泣いてました

泣いている女の子を見て、ただ傍観しているだけの男子がいるでしょうか?

いませんよね?

 

凪は本当にひろを連れ出します

 

「運命とは 自ら切り開くものだ!!」

 

  • 凪とひろの出会い

こうして思い切った行動に出た凪ですが、ここまで凪とひろが出会った経緯は描かれていませんでした

その出会いは中学3年、作中では2年前にあたります

 

凪はこの頃から既に秀才

五等分の花嫁の風太郎と異なり、最初からエリートでずっと1位を取り続けてきましたが、人生で初めて1位を陥落

その屈辱を浴びせたのがひろでした

ただこの時のひろは別人、今の風貌からは考えられないメガネ女子だったのです(ここアニメやるかな…)

 

そのひろに勝つべく凪は対抗意識を燃やしますが、ひろは簡単に勝てる相手ではありませんでした

何度やっても勝てないし、負けは対抗心を燃やすトリガー

そうなると勉強時間は増加しますが、勉強時間を増やすことによって失われるものもある

それが幸との関係でした

なにせ2年前、幸は普通に凪を「お兄ちゃん」と呼んでいますからね?

完全にお兄ちゃん子じゃないですか

幸とひろはこの時から因縁が始まっていたみたいですね汗

 

でもこの時はひろは常に孤独でもありました

周囲に誰もいない、近寄りがたい孤高の存在というべきでしょうか

ある意味、当時の凪と似た種族だったのです

どっちも風太郎みたいとか言うな

そして「ぼくたちは勉強ができない」の唯我成幸は、色んな意味で最初から凄かった汗

同類だとしても、意識しているかどうかのは別の話だけど(凪だけが過剰に意識しているだけの可能性もありますから)

 

ですがひろは凪を意識していました

何故ならある試験、凪は食あたりで試験への参加が困難となりました

そのため保健室で休んでいたのですがその隣にはいたのがひろ

ひろも体調不良(39度の発熱、今では出席そのものも拒否されますね・・・)でしたが、

 

「テストを受けなきゃ 1位は取れない」

 

と強行参加、しかも1位を獲得したのです

 

当たり前のことを話しているように見えますが、1位を狙う

それは無意識でありながら誰かを意識しているということ、つまり当時からひろは凪を意識していたというれっきとした証明になります

ひろは知られたくなかったのか、凪に後日指摘されると激怒しましたが…

 

そしてこの翌日です

今のひろが始まります

ライバルとして、最初から意識しあっていたことがよく分かります

  • Not 抵抗, But 向き合う

時は戻って現在、ひろを連れて逃げた凪はバス停でバスを待機中

バス停にいる理由は、遠方に逃げるためでしょうが凪の所持金は千円のみ笑

勢いで行動するにも程がありますし、どうやって遠くに行くの?

 

しかもその貴重な所持金は、ひろと共にシェアしたハンバーガーセットによって残りわずか

間接キスで凪が興奮したことは決して触れないように

なお筆者は、株主優待がない限りはランチで1000円以上お金を消費することはまずありません

 

逃亡困難となった凪はエリカを頼ろうと連絡を送りますが、ひろは

 

「海野君がまた助けに来てくれるんじゃないか」

 

と思っていたことを口にしました

 

ひろが凪を意識してない可能性は序盤から消えてますし、なんならエリカに「私がもらってもいいかな」と話すほど、ひろは凪を信用しています

とはいえ、「助けに来てくれるのでは?」と信じるのは信頼があってこそ

凪がアクションを起こしたのは意味があったのです

良かったね、凪

 

またひろが1位にこだわっていた理由もここで判明↓

①許嫁を振り払うため

②誰にも寄って欲しくない

 

①は共感する方多いでしょう

ひろは物心がつく頃から許嫁がいることは知っていた模様ですが、気に食わなかった様子、ならば実力行使で沈黙させるのが1番(笑)

神社を守るための手段とは言え、許嫁の力に頼る気は最初からなし

1位をキープし続けることは、「許嫁はいらない!!」と証明するための手段だったという訳です

 

続いて②

これは「別れが辛いから」とのことですが、これは「寂しがり屋であること」を白状したようなもの

要は自爆しました(笑)

しかもイメチャンも人を、それも凪を遠ざけるための手段でした

 

なぜ?と思う方もいらっしゃるでしょうが、欠点がない人は逆に人を遠ざけます

出来すぎるが故にドン引きされてしまうんですよ

 

けれどもイメチェンは逆効果でした

高嶺の花のような存在になったら、むしろ人が寄ってくるようになるし人と触れ合う機会が増えたら、生活は変化(ひろの場合は学校が楽しくなった)します

 

そのイメチェンするきっかけを作ったのが凪なんですが、離れておらずに依然としてライバル視

激怒したら普通、距離を置いてしまわれがちなのに、関係を続けてくれるってとても嬉しいことなんです

 

もし凪が居なかったら、ひろは今のような学校生活を送れてなかったでしょう

ひろが、

 

「あの日からすでに 私の運命変わってたのかもね」

 

と話したように、凪はひろの運命をもう変えていたようです

 

しかしその直後、青春警察(←ツッコミ禁止です、ツッコミいれるとエリカは悪ノリします(笑))を名乗るエリカが拡声器を持って登場(笑)※凪が助けを求めた結果、来ています

エリカは凪とひろに付いてくるように促しますが、行き着いたのはひろの実家

しかもエリカは、

 

「この度はうちの許嫁が 大変失礼致しました…!!」

 

と謝罪し、ひろの母親に自身の悪口を言いまくり汗

 

寝返ってはませんよ?

雑談みたいなものです

凪は精神攻撃によってミクロ化していますが(笑)

 

しかも凪と許嫁関係にあることもバラすエリカ

でも許嫁関係を明かしたことには理由があります

 

それは最初の頃、エリカはホテル王だけでなく凪ともあまり話さないようにしてたこと(流石に初期のエピソードは覚えてない…)

つまりは一種の抵抗をしていたのです

「思い通りに事が進められてたまるか!!」とエリカは考えたのでしょう

 

しかしながらそれは本質から逃げていることにエリカは気付きました

作中、エリカと凪は険悪な雰囲気はあまり出してません

3巻の時点から親密だった気がしていますが、それは逃げずに向き合おうと決めたから生じた変化

エリカは「ひろとひろの母親がお互いに向き合ってほしかった」のです

対峙してばかりでは、何も始まりませんし

 

でもひろの母親だって、ちゃんと意図があります

「神社の跡継ぎであるため、厳しいのは当たり前」と話すのは最もですからね(エリカがドキっとしていたのは察しましょう汗)

跡継ぎが歴史を台無しにするパターンはもうお約束ですから

 

ただ同時にひろに「幸せになって欲しい」と願っています

子の幸せを願わない大人は余程のことが無い限りいませんよ(虐待しまくる親も当然いるけどね・・・この作品を思い出してしまった↓

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com)

 

だからこそしっかり向き合うことをひろの母は決意しました

ひろも同じ気持ち

やっぱり凪の行動は間違いではありませんでした

凪の行動がなければ買い物の約束も出来てませんから

 

ちなみにその後、凪は凹みまくってました

トラブルメーカーみたいなもんだからね…

色んな人に迷惑かけているし…

 

それでも凪を肯定してくれるのがエリカ

凪の行動がなければエリカはもうひろと会えなくなっていたかもしれないし

突破口になった凪の行動についても、「私だったら恥ずかしすぎて死んでるもん」と称賛してますからね

極めつけは、

 

「凪くんは 私がいないと 全然ダメね!」

 

さあ、どんな関係になっていくんでしょう

 

なおその頃、ホテル王こと天野宗一郎が凪たちの住居に来ており、凪がひろを好きであることがバレました

後日、エリカから「凪と話し合いを希望している」ことが凪に伝達されていましたが

あのホテル王のことです

絶対なにか企てているだろ

 

ひろは、これからのことについて話し合いをするようで一安心といったところか?

 

  • あい、行動開始

こうして爆弾を抱えているも同然となった凪ですが、エリカと凪がホテル王のことについて、オセロをしながら会話していた頃、幸は実家に戻ってました

その実家に戻った幸はある人物から声をかけられるのですが、その人物こそ7巻の終盤にうっすら出てきたあい(この時点では名字は不明)

ここから第4のヒロインとして本格的に関わってきます

 

けれどもこの時点ではあいはミステリアスな人物

昔はよく凪と幸の実家に来ていたようですが、

 

  1. 中国広東省のシェンチェンに引っ越していた
  2. 仕事をしているようだが、内容は秘密
  3. 家族は解散した

 

など謎めいています

3に関しては、方向性の違いで一族離散したということ

絶縁したわけではないです

 

しかも日本に帰国した理由は、「凪と結婚するため」

それも凪やエリカ、幸がいる前で堂々と宣言しました

 

凪は仰天です

そりゃさ、幸によると7年前に凪はあいに告白していたようだけど、7年も前だよ?

驚くに決まってるじゃん

ちなみに凪にに許嫁であるエリカがいることを凪の両親から知っての告白

なんだ、この少女

 

ですが、凪によれば「あいちゃんらしい」

昔から変わんないんかい!?

 

ただ、凪の意中の人は現在ひろ

凪はしっかり断りに行きますが、スイッチが入ったあいは、

 

1.おうちまで送り届けること
2.目を合わせること
3.なつかしの駄菓子屋に行くこと

 

と次々に凪にお願いしていきます

駄菓子屋は今ないんだけどね…

このご時世、駄菓子も珍しくなったよな…

おはスタで取り上げられたのが懐かしい…

 

その駄菓子屋には、スーパーボールくじがあったようであいは1等を取るために来る日も来る日もくじを引いたようです

最終的に持っていかれてしまいましたが…

 

しかしあいにとってのスーパーボールはまだあります

それが凪

言い換えるならば、昔欲しかったスーパーボールに凪をたとえ、必ず手に入れることを宣言したということ

スイッチオン=ロックオンか!!

 

なおその後の凪、

 

①「俺と結婚するため」にあいが帰ってきたことを伝えると、父の洋平は態度が豹変し大喧嘩に
→母の奈美恵帰宅で強制終了w
②奈美恵「人を泣かせるような子に育てた覚えないから!」

→モテ期と考えるが流石に冷静に

→仕事は手伝わされる

③エリカからもビンタを浴びせられ、「最低だよ」※早とちりだったため、すぐにエリカは謝罪

 

上条当麻なみの不幸です

あまりにも不条理だ…

女たらしと言われても弁護はできんが

 

ですが8巻の終盤(69羽目)であることが発覚します

それはエリカが「人を好きになる」ことがどんなことか分からないのです

 

感情がないわけではないですよ

恋愛経験がないんです

転校前は女子校にいたから分からなくもないけどね

凪の例え(「それ(幸せ)を100倍にした感じ」)には不満そうだったけどw

 

更にもう1つ

凪はエリカの提案で花火(これはひろがやろうとしていたイベントです)を行いますが、エリカは凪の好みが過去と昔で違うことを指摘しました

まあ当たり前のことだけどね

人間の嗜好は変わるから

このすばのめぐみんみたいに、「いい加減なの」が好きな人もいるからね

 

だからって「話しかけられたら誰でも好きになるのでは?」は酷くないか?

凪も全面否定しろよ汗

 

そしてこれは

 

エリカ「"未来"は私のことを好きになるかも…ってこと?」

 

に繋がります

否定できないよねこれ

幸も微かに希望抱いているし
そしてエリカも遂に凪のことを…?

 

というわけでこの作品は色んな意味で落ち着く展開がありません

常に忙しく、情報量が詰められています

アニメだとあいは出てくるのか…?

 

次の9巻、予告では思い切り激突ムードが漂っております

雰囲気は変わるのか?

自分も期待しながら読みたいと思います

 

追伸

執筆方法変えたら、時間はかかるけど前よりはマシかな?

1つの記事で準備除くと4時間要している気がしますが汗

編集で3時間はかかりすぎですけどね汗

次巻、最終巻。ある事態は決断をもたらす〜三角の距離は限りないゼロ7〜

タイトル∶「三角の距離は限りないゼロ 7」

作者∶岬鷺宮

イラスト∶Hiten

 

4月以降、サブカルブログの感想執筆ベースが上向きつつはあるものの、執筆できるのは週に1本のみ…

というわけで執筆は出来ているものの、なかなかストックが出来ないジレンマを抱えながら執筆をしています

 

そんな中、今回感想を掲載するのはこのブログではおなじみ「三角の距離は限りないゼロ」

ご存じの方も多いですが、次の8巻でこの作品は完結します(2022/04/26現在、8巻の発売日は未定です)

まずは6巻の感想を↓

 

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com

 

特に6巻の結末をよく思い出してください

この巻は最後に向けての序章といった意味合いが強い巻

しかし、最後はあまりに悲しい結末の入口が待ち受けてました…

  • 自分を見失った四季

さてこの7巻のオープニングは衝撃

それは四季が以前とは考えられないほど、ハイテンションになっているからです(笑)

 

無論、春珂や秋玻も気づきますが読書から見ても「誰!?」状態です

バカとテストと召喚獣の吉井明久みたく四季は常に明るい人物ではありません

かと思えば、テンションが落ちたりも

どういうことか?

要は四季は自分がどういう人間なのか見失ってしまったのです

 

1巻の四季は相手に合わせてキャラを演じていたのを覚えていますよね?

漫画で丁寧に1巻が詳しく描写されたので尚更

※一応1巻の感想を添付します↓

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com

でもその時とは違います

何らかの原因で四季はこのように自分を見失ってしまった

秋玻と春珂のように二重人格になったわけではなく

 

というわけでこの巻の主なテーマは本当の四季を探すこと

「秋玻と春珂の入れ換わりが短くになっているのに何やっているんだ!?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、これは四季が頼んだわけではないのです

秋玻が

  1. 二重人格の終わり
  2. 四季が秋玻と春珂のどちらを好きか
  3. 四季自身のあり方

これらが全て繋がっていると考えたから、本来の四季を取り戻そうとしているわけです

もう一度書きますが、四季の頼みではありません

 

その上で四季がどういう人物か思い出すために、四季と秋玻、春珂は修司の家でクラス会の映像を見て振り返ることに(伊津佳や修司に一緒、この2人も四季の異変にラインを通して気付いてます)

しかしこの巻の序盤は正直、1-6巻のダイジェストです

 

過去を振り返りつつ、これまでの四季を見つめるわけですが、残念ながら四季はもとに戻りません

しかも修司の家に来てから、四季はクレーム対応モードになったり、明るくなったり…

完全に情緒不安定です

見れば見るほど心配になるレベルです

 

けれどもおかしくなった原因は分かりました

その要因が6巻の結末

四季の目の前にいる恋する人物が分からなくなったのが原因なんです

「なんじゃそりゃ」と思うでしょう

最初伊津佳もそう思ってますよ

 

でもこうも考えます

 

「恋する夢を見て、自分を失った」

=「両方を等しく大切にする約束が終わった」

 

これに春珂は「大きな進展があった」と考えるように、四季は回答を出さなければならない時が来たのです

なぜなら、秋玻と春珂を等しく愛することが心のバランス(キャラ作りが嫌な気持ちと楽しむ気持ち)を保てたように、2人を愛することが四季に取っては補助輪だったんです

しかもこのキャラ作りが後に大きく関わりますが

 

なお伊津佳と修司は今の四季に違和感なし

…え?

嘘だろ?

 

秋玻もこれには困惑しているので色んな意味で安心を

「本心」とは考えてますが

 

ちなみにこの巻、秋玻と春珂によるノートのやり取りが非常に多いのも特徴です

だって次の巻には…

 

  • キーマンはまさかのあの人

本当の四季探しは次の段階に

クラス会の映像を見て、上手くいかなかったのでプランAからプランBに実質動くのは社会的にも自然な考えでしよう

しかしそのプランB、四季が発案したのはなんと庄司霧香に会うこと!!

 

覚えてますか?

3巻で3人の関係をかき乱した彼女です

 

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com

一応4巻にもチラッと登場してましたが、まさか彼女が再登場するとは…

そんな霧香ですら、今の四季に困惑してしますけど(笑)

 

ですが、霧香は結構現実主義なようで今の四季の状況を「思春期みたいなことやってる」と突きつけています

なぜなら霧香も指摘してますが、今の状況って四季がキャラを定めなかったことが招いたもの

キャラ作りをアイデンティティと考えれば分かりやすいと思いますが

 

そもそも青春は自分らしさを見つける時間

思春期を終えた頃ってだいたい、自分が定まってますよね?

四季はそれから目を逸らしたんですよ

僕だって、高校の頃にはキャラ定まったかな…?

いや、大学の頃か

でもね自分のウィークポイントである短気はこの頃に受け入れてましたね(残念ながら短気は今でも治ってません・・・)

 

それに四季や秋玻、春珂が望んだ元に戻ることも霧香は困難と考えていました

何故ならそれぞれが見た四季は、

 

秋玻→「繊細で優しい。真面目で理知的」

霧香→「身勝手なガキ。ものもちが悪い」

春珂→「話していると楽しい」

 

これで分かりましたよね?

四季が各々、別な態度で接していること

それぞれから見た四季は別の印象

だから元に戻れない、並びにキャラが固まってない不安定な人間なんです

 

そこで霧香は知り合い巡りを提案しますが、春珂の霧香苦手は健在でした汗(3巻参照)

秋玻とは正反対…

なお、3巻で四季がやらかした放送室ジャック、霧香も驚いたようです

おい、四季

 

というわけで、知り合い巡り(と言う名の四季の掘り下げ)を開始しますが、秋玻と春珂のファーストインプレッションは、

 

秋玻→北海道から急に東京にへ来た上に、春珂がいる状態での学校生活がぶっつけ本番だったので緊張気味。教室に入るとまだ面識がなかった四季が、後ろから見てみると好きな小説「スティル•ライフ」を読んでおり運命を感じる。その後話しかけたら色々答えくれたため、文学少年で繊細な男の子のイメージに。
四季の反応∶読書を見つかったときは焦ったものの、本心で話せる相手が出来たことを喜ぶ

 

春珂→四季との実質的な出会いは転んだところを見られた放課後。二重人格の話をしたら(四季もキャラを作っていたために)笑っくれた(その時は四季もキャラを作っていたため)その表情に許された気がして嬉しかった。

四季の反応∶受け止める相手が出来て嬉しかった

 

ご覧のようにファーストインプレッションでも差が

2人が描く四季のイメージは明確に異なっています

 

更に掘り下げは続き、

 

(いい加減に挿絵を出してあげて…)「(2巻で修司と伊津佳が気まずそうな時期に一生懸命対応したので)毅然としてかっこいい…」

時子(晃と依然ラブラブです。もう「読者と主人公と二人のこれから」の続編を作った方がいい)「日常に出てくる4コマキャラ」

伊津佳と修司「キャラ作ってたときの印象引きずってる」

百瀬「高校生の頃(「失恋探偵ももせ」の頃)のわたしに似てる」

千景→「つかみ所がない」

Omochi→「豪腕な印象」

 

あまりにも人によって印象違いすぎないか?

 

これだけ印象が異なると秋玻が「元の四季」が分からなくなるのも当然ですし、四季までも混乱しますが、普通はここ、「いや、僕は…?」ってなりませんか?

これもキャラ作りを拒んだ功罪です

もともと秋玻と春珂の中の四季のイメージを揺さぶるのが霧香の目的でもありますが、霧香は、

 

人間性なんて―自分で理想を定め、それに向かって進むうちに形成されるもの」

 

と考えてます

 

理想の自分を定めて、次第にアイデンティティが形成されるということです

言い方を変えれば、四季は自分がどういう人間になりたいか定まってないとも言えます

ですので、霧香は四季の選択も見たいんですよ

四季が霧香を選ばなかった結果、どういう未来が訪れるかをね

 

そして秋玻と春珂の四季のイメージを揺さぶるべく、最後に2人へ行ったのは四季の嫌いな人の話を聞かせること

そりゃあ、仲のいいの人を嫌う人の話なんて聞きたくありませんよね…

不快になるだけですし(実際その話の中身は昔、四季がクラスメイトが読む漫画を元に口論となって、最終的に四季はクラスメイトを見下すという聞きたくなかった側面)

 

けれども、霧香は悪意を持っているんじゃありませんよ

「本当に好きなら嫌なところを含めて受け止めることで人間全体がぼんやり見える」という考えのもとでやってますからね

これは現実世界でもそう

 

特に友人関係や恋愛関係は、相手の嫌な面も受け入れて、より近づくことが出来ると思います

それが好きや愛するに繋がるのだから(これはフィクションの話になりますが、このすばでめぐみんがかずま好きな理由ってとても意外なものだったからなあ・・・)

 

最終的に、この知り合い巡りは2人をある結論に導きました

並びにその結論を近日学校で行われる四季の面談のあとに伝えることも

しかし、それは間逆な考え

それはつまり…

 

ちなみにこのエピソードで霧香のイメージは大きく変わりました

ドMっぽい一面も見せたけどね(笑)

 

  • 四季の答えは…?

こうして秋玻と春珂がある結論にたどり着きましたが、そのまえにまず四季

四季はこの巻、自分を見失って不安定になってしまいましたが、その原因はやっぱりあの夢

 

あの夢に出てきた恋をしていた相手が秋玻でも春珂でもなかったことが信じられなかった結果、今回の出来事が起こったというわけです

恋していた相手が大事にしていた相手ではなかったことがもたらした動揺とも言えます

このことは百瀬にも報告し、四季は来年のクラスも普段通りになりました

人と接していくには問題ありませんからね

 

ただ来年度も同じにならないのは秋玻と春珂

四季は秋玻や春珂の会話は「とても大切なものになる」と感じ、百瀬も今後どうなるかの覚悟してます

かつてから予想されていたであろうあの事態に備えて

 

同時に百瀬は四季に託すことへの申し訳も感じています

生徒を見守るのは教師の役目ですからね・・・

でも四季が居なかったら、秋玻と春珂はどうなっていたでしょう?

春珂はいつまでも隠れてなければならなかったのでは?

だから百瀬は四季に感謝も伝えています

同様に四季から百瀬にもね

 

さてここで2人の結論が出るわけですが、その2人の結論は、

 

秋玻
「全部抱えて、それで矢野くんなんじゃないかな?」

「無理にこういう人間だって、思い込むことはないと思うの」

 

春珂
「私の知っている矢野くんが、本物だと思う!!」
「誰よりも矢野くんを見てたんだもん!」
「わたしの知っている、矢野くんでいて」

 

見事に真っ二つ

…ですが明確な違いはありますよね?

 

秋玻はキャラ作りする必要はないと話し、春珂は私と接する時の四季でいることを願う

 

どっちにします皆さん?

 

大半は春珂の方ですよね

 

もちろん秋玻と春珂は色々な四季を見ています

その上で上の結論を出したわけですが、四季はそれぞれの考えに対して、(作中ではそれぞれの考えに答えを示してます)

 

秋玻→無理

春珂→胸を打つ(=強く感動させる)

 

四季も作中で話してますが、秋玻の考えだとどんな人間かわからないまま日常を送らなければなりません

キャラが定まらないというのは空っぽ

すなわち感情のないロボットと同じ

そんな日々を送るなんて自分でも無理ですよ

 

でも春珂の案なら?

春珂は明確な答えを示してくれてますよね?

春珂と接するときの自分で居てほしいと

 

これ、作中でも触れられてますが、4巻終盤の再演です

 

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com

覚えてます?

秋玻と春珂が「矢野くんの、最初の『変わらないもの』になるよ」と告げたシーン※もしかしたら感想書くときに省いたかも…、今と昔で書き方違うし

これを春珂は再び示したんです

それは四季の道を示すのと同じ

 

ならば選ぶのは春珂

しかも抱きしめました

 

まさかですよ

1巻読んだときは秋玻が選ばれると思いました

その予想は完璧に外れました

選ばれたのは春珂だったのです

 

こうして春珂は四季に選ばれた直後、春珂は悲しげに

 

「幸せになろうね」

 

秋玻は、どんな笑顔よりも美しい表情

 

「そう…決めたのね」

 

と告げました

 

この秋玻の表情を四季は焼き付けようとしたんですが、ここから秋玻と春珂は尋常じゃない速さで入れ替わります

それは二重人格が終わるときが来たから

しかも選ばれなかった方は消える

あまりに残酷、残酷すぎる選択ですが四季は選ばないと行けないんです

そして四季に秋玻と春珂が選択を委ねるところでこの巻は終わります

 

作者の岬鷺宮先生はあとがきで、この作品を「三角関係恋物語」と「自我をめぐる物語」と記しています

タイトルの「三角の距離は限りないゼロ」

これって、「とても似ている3人の物語」という意味だったのかもしれません

その上もし、この7巻で四季が選んだ選択が8巻での選択、秋玻か春珂を選ぶ選択が代わらないなら選ばれるのは春珂です

 

ただ確か春珂は秋玻にとって妹のよう存在でした

7年前、秋玻にストレスがかかっていた際に生まれたのが春珂

秋玻ではなく春珂が選ばれる

これってメイン人格がサブ人格に食われることも意味してます

それはそれでとんでもないことじゃない…?

 

あるいはこう考えるべきか

秋玻は止まったままだった

春珂は前に進み出せた

妹が姉を超えたのか?

 

そして1巻の冒頭の手紙

これは、消滅したどちらかに送った手紙なんじゃ…?

 

次の8巻が最終巻

この8巻、秋玻と春珂が四季に結論を伝える前にこんな場面がありました

 

「友達に、みんなに、渡したいものがあるの。」

 

これは春珂が考案したアイデア

それが軸になると思われます

そのアイデアってもしや…?

 

岬先生はこの作品の前に、「日和ちゃんのお願いは絶対」を完結させました

今後は、「恋は夜空をわたって」がメインになるのでしょうか…?

最後の8巻、楽しみです

 

そしてこの作品、アニメ化発表の可能性も僅かながらあると思う

完結と同時に発表すれば最後まで持っていけますからね

僕は僅かな可能性を信じます

 

7/15追記

最終巻の発売日が決まりました

来月です

 

遂に来ました・・・

どんな結末になるんでしょう

 

新連載は宇宙技術バトルと日常コメディ。最近のジャンプ新連載について〜2022年6月編〜

恒例、ジャンプの新連載記事のお時間

間隔が短いと感じるかもしれないけど、前回1作品だけだからね

そりゃ間隔短くなるよ

ちなみに前回の記事はこちら↓

anime-manga-lightnovel.hatenablog.com

さて今回の新連載は2作

どちらも新人作家による作品ですが、明暗がはっきり分かれる予感がします

  • ALIENS AREA/那波歩才


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1作目は「ALIENS AREA」

タイトルだけでも想像できると思いますが、異星人との戦いを描いたバトル漫画

宇宙戦争」みたいに簡単に殺害されないから安心してください…というか僕はホラーテイストの作品は駄目です。絶叫しましたから

戦いの舞台が大きい作品も久々な気がします

 

簡単にあらすじを書くと主人公の立浪辰巳は両親を亡くしており、兄妹の2人を1人で養わければならない日々

ただ辰巳の右手は宇宙技術が盛り込まれて、その右手が原因で戦いに巻き込まれ、警視庁に勤務する写楽の誘いもあって、異星人を扱う部署である公安部外事第5課に所属することになる物語

 

面白いか、面白くないかで問われたら面白いです

ただ、展開が性急すぎる

なんか情報がごちゃごちゃして頭に入ってこないんですよ

「呪術廻戦」も情報量が多い作品ですが、初期は割とスッキリしていました

青の祓魔師」もそう

京都編辺りから急に濃くなっていきましたが、最初はとても分かりやすかった

 

つまりこの作品、人気が定着してからやるべき設定の掘り下げを早くやり過ぎている

これは厳しいかもしれない…

 

この作品の人気が分かるのは9話目前後の掲載順でしょう

その辺りで新連載の補正切れますから

 

SAKAMOTO DAYSを最後にバトル作品の新顔が登場しないジャンプ

悪い流れをこの作品は断ち切れるのか!?

  • ルリドラゴン/眞藤雅興

2作目はルリドラゴン

どうやら増刊誌であるジャンプGIGAに掲載され、ボイスコミックで累計200万回再生されたこの作品

つまり満を持して連載に持っていったということでしょう


www.youtube.com


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物語としては、主人公の青木ルリがある朝に目を覚ますとツノが生えてしまい、人間と龍のハーフであることが母親の説明で判明

それから学校の授業中にくしゃみで火炎放射を放出してしまったり、人間じゃなくなってしまったことで学校に行くのを躊躇ったりしてしまいますが、クラスの同級生は受け入れるなど緩い作品

昔の連載作品で例えるなら、現在ジャンプの主力作品となった「夜桜さんちの大作戦」を連載している権平ひつじ先生が以前連載していた「ポロの留学記」を思い出します

僕はこうした日常コメディ好きです

日常コメディ繋がりでは原作は読んでいないとはいえ、「小林さんちのメイドラゴン」大好きですから

 

ただ生き残れるかと尋ねられるとなんとも言えません

日常コメディに飽きられることは許されず、老舗の名店のごとく一定の味を保ち続ける必要があります

要するに平均点をキープしなければならないのです(「僕とロボコ」や(「ウィッチウォッチ」はそれを維持しています)

 

出来れば残っていただきたい作品

実績あるからアンケート次第でしょうね

  • 一方前回の新連載は…?

一方、前回唯一の新連載だった「すごいスマホ

やっぱりDEATH NOTEみたいな感じになってきました汗

 

すごいスマホを悪用する側VS阻止する側のような構図

登場キャラに置き換えるなら全一郎VSQの構図DEATH NOTEで例えるなら月VSLといったところでしょう

 

しかしながら油断はなりません

いつQが月みたいになってもおかしくありませんからね

修に関する事件が解決したあと、そこがポイントです

ここで終われば綺麗サッパリなんだけど、完結できなかったら…?

 

DEATH NOTE」を僕は欲望に支配される少年の話と考えており、Qだってそっち方向に足を踏み入れてしまう可能性はあります

今後の展開をしっかり見つめましょう

 

なおこの感想を執筆しているWJ30号(2022年6月27日発売号)時点で、ドベ5は回避しています

早めにセンターカラーを獲得したいところです

 

  • そして2022年度の連載組は…?

そして他の新連載組

「あかね噺」の一強です

 

 

僕も単行本購入しましたが、やっぱり面白い

落語にあまり触れたことがない方でもうまく引きずり込めるテンポの良さがこの作品の売りでしょう

 

メディアミックスなら早めに動くのがが良案

実写だとキャスティング難しそうだから、アニメが1番かな…

うまく緩急つけられる方、存じている方いませんか?

 

そして「ドロンドロロン」と「地球の子」は危険水域突入

 

 

というか「ドロンドロロン」は既に締めに入りましたね

長期は行かなくともうまく締められるのであれば、大須賀先生の自信に繋がりそう

 

「地球の子」は…

ジャンプでセカイ系はキツいという現実を開示してしまいましたね…

10年振り返ってもジャンプでセカイ系のヒット作はやっぱり浮かびませんし…

週刊でセカイ系は厳しいのか!?

展開がどう考えても畳んでいるからな…

 

ちなみに「アンデッドアンラック」ですが、年内終了の可能性が高まってきました

最終決戦間近だし

長くても来年まででしょう

映像化はしないのかな…

してほしかったけど…

 

なお、「ワンピース」の連載再開は34号

そろそろ「ブラッククローバー」も動くでしょうし、「HUNTER×HUNTER」も再開への準備が進行中

もしかしたら34-36でこの3作品が一気に投入される可能性もあります

そうなったら…

 

今回はここまで!!

次週の記事をお楽しみに!!

待ち望んだこの9年!!2期放送開始直前の「はたらく魔王さま!」について!!

この記事が公開される頃にはきっと7月になっているはず

夏アニメが始まる季節が到来したというわけです

春アニメがほとんど見れずに夏アニメ到来か

 

このブログの読者なら、「あなたの注目はルミナスウィッチーズでしょ!!」と指摘する方もいるでしょう

ええ、その通りです

ルミナスちゃんは見ます!!(というかもう1話は先行視聴で見ました!!)

 

しかしもう1つの大本命があります

それは「はたらく魔王さま!

完結した電撃文庫の名作が満を持してお茶の間に帰ってきたのです!!

 

 

  • 2013春のダークホース作品

といってもアニメ1期は今から9年前

知らない方の方が多いはずです

しかも当時この作品に注目されている方は居ませんでした

ちなみに同時期放送されていたアニメには、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」、「変態王子と笑わない猫。」、「百花繚乱 サムライブライド」、「デート・ア・ライブ」、「とある科学の超電磁砲S」、「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」、「革命機ヴァルヴレイヴ」…

ヤバすぎるだろ

そのうちパチ化した作品は…

おっと、なんでもないよ

 

ですがこの作品、制作スタッフの力量の高さによって一気に大注目作品に変貌

原作2巻+αだったにも痛烈なインパクトを残したのです

 

あまりに人気ありすぎて一時、原作入荷待ちになりましたからね

僕も当時刊行されている原作を全て購入したほど

そんな大ヒット作品が9年ぶりにテレビに帰ってきたのです!!

そんなこの作品は異世界転生作品

しかしよくある異世界転生とは異なり、異世界から現代に転生する今ではありきたりな転生もの作品のカウンターに近い作品となっています

 

だって異世界の魔王(真奥貞夫)がハンバーガーショップでアルバイトして、勇者(遊佐恵美)はコールセンターで労働しているんですよ

今日でもそのような作品、ほとんど見かけないでしょう

 

おまけに真奥のほうが現実世界に適応していたり、恵美は真奥を討伐しようとしたら、数分間で真奥の自宅付近で放置…

(↓5:44秒辺りから注目です)

真奥の部下(芦屋四郎/アルシエル)は主夫をやったり、ニート(漆原/ルシフェル)がいたりとこの作品はツッコミが追いつきません(笑)

しかも漆原のCVは人は「鬼滅の刃」で善逸、バカとテストと召喚獣で吉井明久を演じた下野紘さん(笑)

同クールだと「連れカノ」にも下野さん出てますが、昔の下野さんが戻ってきて嬉しいような…

大変申し訳ありませんが、鬼滅の前から下野さんを知っているものとしては漆原や明久こそ下野さんっぽいです(笑)

 

しかも真奥の住んでいるアパートの管理人(志波美輝)が物凄い威圧感を放っていたり、近隣に出来たハンバーガーショップの責任者(猿江三月/サリエル)がただの変態天使だったりとこの作品はキャラの面々も濃すぎますw

情報量多めなカオスな日常コメディー、それがはたらく魔王さまです

※例の管理人は1話から登場しますw

  • スタッフの暴走w

そんなはたらく魔王さまですが、1期ではスタッフが色んな意味で暴走しました(笑)

 

1巻の冒頭が原作以上に壮大になっていたり、伝説のカツドゥーン

真奥の自宅付近で放置された恵美が逆ギレしていたものの、途中からどんどん弱くなっていくアドリブを日笠さんが行ったり、漆原は下野さんによって唐揚げキャラに改変されたり・・・

更には東山奈央さん演じる佐々木千穂こと、ちーちゃんが色んな意味で暴走したりとスタッフが良い意味でやらかしてくれました(笑)

 

しかも原作に忠実

ベースを守りつつスタッフが遊ぶ、愛に愛された作品にしてくれたのです

 

アニメ化されると多くの方に名前が知れ渡るのは良いこと

ですが重要な部分がカットされて誇張しなくても良い部分が強調されるケースもあったりします

けれども「はたらく魔王さま!」のスタッフは原作へ敬意を払いつつ、作品をアレンジ

より一層この作品の魅力を高めてくれました

原作作品をアニメにする際の見本、この作品はそんな立ち位置となっていました

分かっているか、某アニメのスタッフ

原作ダイジェストなんて御法度だぞ

  • で今回はどんな感じ?

そして今回の2期

↓のPVで原作ファンは把握できるように、今回のアニメ化は原作3巻と4巻でしょう


www.youtube.com

また2巻だけとかいうな

 

3巻から登場するアラス・ラムスも今回は登場し、真奥の勤務先が一時休業して海の家のお手伝いをする4巻も映像化するなら真奥のかつての部下や大黒天祢も登場するでしょうね

これ1クールかも

 

でも1期があれだけ原作に寄せて成功したことを考慮すると、原作の濃い世界観を圧縮しないのがベストと判断したのでしょう

今回は確実に1期と比較されます

なるべく1期に近づけるにはそうせざるを得ません

ならばなんでイラストがあまりにも変化しているんだという話にもなりますが(笑)

 

何回見ても「この素晴らしき世界に祝福を!」に影響を受けたデザインとしか、自分には見えません

違和感はあるけどすぐに慣れるでしょ

この作品も頻繁にキャラの表情が凄いことになりますから(主にちーちゃんと恵美)

 

なお最後に注意事項

この作品、どうやらサブスクはDisny限定のようです

dアニメストアを始めとする主要サブスクリプションで視聴を検討していた方は地方テレビ局で録画か視聴をオススメします

僕はMXで見ることになりそう

頼むからディズニー限定は勘弁してくれ…

 

ちなみに、もう少し放送される内容に触れたい方は原作やコミックスを読むことをオススメします

コミックスは原作10巻くらいまで行ってるはず…

 

まもなく帰ってくるはたらく魔王さま!!

これを読んで興味が湧いたなら是非見ていただきたい所存です!

では!!

 

 

 

 

 

 

ちなみに放送1週間前に特番やりますので、そちらも注目です!!