「劇場版 ハイスクール・フリート」を見てきた 〜今度は本当にピンチだ!!〜
空といえばストパン
陸といえばガルパン
そして海といえば…ハイフリ!?
と偉大な2作とどうしても比較されてしまいがちな「ハイスクール・フリート」
その劇場版が満を持して公開しました
- はじめに
ハイフリといえばテレビシリーズで放送直前まで正式タイトルを隠し、1話終盤で正式タイトルを見せる仕掛けで驚かせた作品
ただテレビシリーズは緩すぎて緊張感がほとんどなかったんですよね…
でもその理由は公開直前にナタリーで公開された原案:鈴木貴昭のインタビューで多少分かった気がします
それはこの作品は誰にでも入りやすい作風にしたから
というか鈴木さんってガルパンやストパンにも携わっているんですが、ストパンはシリアスとギャグの緩急が結構あり、ガルパンは戦闘パートでは緊張感が常にあります
それに対して、ハイフリはピンチはあるけどシリアス寸前で止める感じ
となると緊張感に掛ける感じになってしまいますが、裏を返せば安心して見ることが出来ますよ
ハイフリの入口が広いというのはこういうことです
あと単にガルパンやストパンの世界観が広がりすぎたのも原因とか
ストパン3期は501だけじゃなく502とかも絡みそうだしな…
キャラクター多すぎ感は否めませんが(ガルパンやストパンはキャラが多くても覚えやすかった)
- 中心人物はましろ
※ここからはネタバレ入りますので劇場版見てない方は避けた方が良いです
さて今回の中心人物はナタリーのインタビューで鈴木さんが明かしていた通り、シロちゃんことましろです
予告編の時点で察した方も多いと思いますが
そもそもましろって最初から艦長やりたかったのに副艦長にされて最初は明乃と波長が合わず…
それがストーリーが進行するに連れて、明乃の過去を知って明乃を補佐する今のポジションになったわけです
ただそのストーリーでのましろの活躍や学業が評価されて、今回はましろは比叡の艦長にならないかと誘われることに(比叡の艦長が休学するためだったかな?ちなみに比叡とは、テレビシリーズでRATtに感染した教育艦です)
その誘いにましろは悩むことになってしまいます
(ましろらしからぬミスをしてしまったり、明乃の幼なじみであるもかに艦長とは何か質問するほど)
この提案への答えを出すべく、ましろは明乃と頭脳戦で真剣勝負に出るわけですが…
一方の明乃は「シロちゃんがやりたいことをやればいいよ」と話しますが、本当は一緒に居たいんでしょうね
劇中で何度も「家族」を強調していた明乃ですから
ましろはどんな決断を出すのか?
- 今回は本当にピンチ!
テレビシリーズではピンチと度々タイトルに入れながらも全く危機感なし
だから今回もそんな緊張感ないんだろうと思いましたが、今回は正真正銘のピンチです
テレビシリーズでは明確に居なかった敵が存在しますから
鍵を握るのは劇場版で初登場するスーちゃんことスーザン
あの年齢でタブレットを持っていたり観光案内していると話すなど謎が深いキャラクターでありますがその正体は…?
彼女が今回の事件のキーキャラとなりますが、同時に子供ゆえの幼さからましろや明乃にどんどん質問をぶつけます
子供は常に正直
だからましろや明乃の本音を引き出すための重要なキャラでもあるのです
ただ、映画終わったあと彼女どうするんだ?
日本に残るのか?
それとも母国に帰国するのか?
- もかちゃん、本領発揮!!
テレビシリーズでほぼ囚われのお姫様と化していた明乃の幼なじみであるもかちゃん
しかし今回はもかちゃん大活躍です
スーザンが持ち込んでしまったとも言える事件に対して校長に作戦を提案して承認されたり、「私とミケちゃんなら出来ます!!」と自信を持って伝えたり
影の主人公は彼女では?と思えるほどの大暴れです
もかちゃんの作戦に文句を述べる先輩は居なかったですし、明乃とのコンビネーションは抜群
実は作中最強キャラなんじゃ…?
というかOVAで晴風クラス解体騒動が起こってた際にもかちゃん、しれっと明乃を誘ってましたが2人が組んだらバランス崩壊するよ
ガルパンで言う西住姉妹並のコンビネーションだよ
テレビシリーズでああいう立場になったのはもかちゃんがあまりに出来すぎるからだった…?
ちなみに宗谷姉妹やココちゃんミーちゃんコンビの存在感は更に濃く
加えて終盤であるキャラがぶっ壊れます(笑)
- 最後のエンディングが示すものは?
そして本編が終わると普通はエンドロールになるわけですが、ハイフリはなんと最後にエンディング用のアニメーションが流れます
これはもしや…
パンフレット見たら続編やりたがってますので興味ある方は是非劇場へ!!
主題歌も良かったですよ〜
余談
鈴木さんといえば今年はストパンの3期、更にはガルパン最終章の製作も残っているわけで…
今年も忙しくなりそうですね