ストパン3期に備えて ストパン1期を見た
緊急事態宣言がとうとう発令された
まあこれはしょうがない
…というよりは遅い、オリンピックにこだわり続けた結果だろう
今は一刻も早くコロナが収まることを祈ろう
で話は変わるが、ストパンことストライクウィッチーズ3期がいよいよ秋から放映される
テレビシリーズはなんと10年ぶりだ
途中ブレイブウィッチーズや映画があったとはいえ、ここまでブランクが空くとは…
とはいえ僕は実はストパン本編を見たことがない
なのでこの機会に見ることにしました
ジャンルとしてはミリタリーもの(ガルパンが有名)に分類されるようですが、ミリタリー×魔法少女の組み合わせは放送当時、斬新だったとのこと
- 見た目に反してシリアス
この作品のキービジュアルやキャラクターデザイン、本編中のパンチラの多さを見ると萌えアニメーションを想像する方も少なからずいるだろう
しかしながらこの作品はシリアスとギャグの割合が7:3
戦闘中は常に緊張感を漂わせているのだ
特に舞台は戦場
一歩でも判断を誤れば負傷は勿論、死さえもあり得る
だから必要とされるのは力のあるものだけ
序盤は特にそういった傾向が強いので、萌えアニメと思ってしまうと簡単にパンチを喰らうだろう
この作品には「ハイスクール・フリート(以下はいふり)」や「ガールズ&パンツアー(以下ガルパン)」等をはじめとする多くのミリタリー作品に参加している鈴木貴昭さんが大きく制作に関与
繰り返しますが、はいふりと違ってこちらはかなり重いです
- 1人1人を主人公にした物語
その鈴木さんが関わったハイフリ、ガルパンは登場人物が多いのも特徴でしたが、ストパンも例外ではありません
こちらも主要人物である501部隊の隊員は11人
1人1人が個性的ですが、ハイフリとガルパンと比べるとこちらは年齢層が幅広い
最年少がルッキーニ(12歳)で最年長が坂本少佐(20歳)だったかな?
主要人物11人は1クールアニメからするとやや多い分類に入ると思われますが、この作品は1人1人を丁寧に描いているのもポイント
12話完結ですが、1人1人を余すことなく丁寧に描く
なので501メンバーには親近感が沸くのです
個人的に好きなエピソードは6話の「いっしょだよ」
サーニャとエイラのメインエピソードで主人公の宮藤芳佳が初めて夜間業務を務めることになるのですが、合間合間でメンバーの出身地にある眼に良い食品が出てくるのがツボ
特に坂本少佐が肝油を持ってきたのには吹きました(笑)
なんでミーナ中佐は平気で飲めるんですか(笑)
- 「私に出来ること」
そしてこの作品の大きなテーマ、それは「自分に出来ることは何か」
主人公である芳佳は最初、消息を絶った父に会える可能性を信じて船に搭乗したのであって当然出来ることは何もない
故に敵が襲来しても何もすることが出来ない
それでも「誰かの役に立ちたい」という想いで芳佳は行動し、それが奇跡を起こしつつ多くの人々の心を動かしていくのです
オープニングの「STRIKE WITCHES 〜わたしにできること〜」はサブスクで配信されたら真っ先にプレイリストで紹介したい曲の1つなのですか、この曲の歌詞を最終回予告のナレーションで芳佳が読み上げるほど、この曲は本編と大きくリンクしてくる
最初は何もできなかった芳佳がラストで大活躍する姿は芳佳が成長した証
「貴方にも出来ることはあるよ」と強くメッセージを訴えているのです
こんなご時世ですから悲観になるのも仕方がない
僕だって欲求不満です
外出したいわ!!
でもそんな僕にだって出来ることがあるかもしれない
些細なことでも良い
誰かのためになることが
このアニメは皆さんを勇気づけてくれるはすです
その上で物語は続編、ストライクウィッチーズ2に繋がる…のですがその前に「ブレイブウィッチーズ」という2期に繋がる物語があります
次はそちらを見ます!!