ある人物の登場が物語を大きく動かす…!? 〜「僕が僕であるために。(3)」感想〜
タイトル:「僕が僕であるために。(3)」
作者:葉月抹茶
「僕が僕であるために」の3巻
物語が大きく動くファクターになりそうなキャラが登場します
この巻の1話目は歩サイド、駿サイドに別れた短編からスタートしますがそこはあえてカットで
- 昔のままでいたい
前巻の終盤、康平の台詞を覚えているでしょうか
「昔とはもう 違うんだよ」
不穏すぎるこの発言、そのアンサーがこの巻で描かれます
事の発端は康平と美雪、千尋の関係が気になった駿の行動から
前回同様、歩になって美雪と千尋が通う女子校へ(行ったことを後悔しかけましたが、運良く遭遇)
昨年行った演劇を契機に美雪は王子様と呼ばれ苦労している様子
ただ、本当の苦労は康平に好意を抱いていること
更に千尋は駿が好きで…
でも昔のままでいたい
だから気持ちを隠している
なんて切ないんでしょう
こういうコミュニティにいた方はこんな気持ち抱いていたりするのかな(僕はそもそも小学校時代のことを思い出したくない)
まあそれは紗奈の「ずっと仲良くしたい」意思を尊重してなんでしょうが、彼女にもこの巻である動きが…!!(ここはあえてぼかします)
- 重要人物、優登場
この巻の大きなポイントは間違いなくこの優の登場です
駿や紗奈の幼なじみの1人で進学校に進出しているエリートなんですが、どこか抜けている場所が
文化祭以外で他校の生徒が入るのはダメでしょ(笑)(そういえば「長門有希ちゃんの消失」でハルヒは長門ちゃんの学校に来るとき、途中から教師の承諾を得て入るようにしてたな…)
でも駿や紗奈らの幼なじみコミュニティの現状に苦言を呈して、雰囲気を変えたりムードメーカー的側面もあります
ただ、気になるのは何やら歩と昔あったようで…
あの歩が嫌われるとは何があったのでしょうか…?
そしてラスト、優は聞いてします
隠さなくても分かるでしょう
例のアレです!!
という訳で次の4巻は初っぱなから緊張感ある展開になってしまうのか
なんか2020年内に最終巻出るらしいですが、このブログで最終巻の感想を書くのはいつになるのやら…