タイトル:ぼくたちのリメイク6
作者:木緒なち
イラスト:えれっと
ぼくたちのリメイク6巻、この間の中心は言うまでもなく彼です!!
- 斎川、暴走
この巻はこれまでの巻と異なり度々視点移動が起こるのが特徴
視点移動というと禁書シリーズを連想する方が多いでしょうがあそこまで視点移動はしない難しい言葉も出てこないので安心してください(笑)
恭也・ナナコ、河瀬川…など視点が次々に変わっていきますが、この巻でいろんな意味で爆発したのは斎川
恭也とナナコが諸事情でシェアハウスを留守にしているため、シノアキと斎川の2人きり状態
こうなれば斎川は大興奮ですね
尊敬するシノアキと2人きりなんて夢にまで見た状況ですから(笑)
しかしそんな状況は恭也とナナコに頼まれて来訪した河瀬川の登場によって一瞬で終了!!
世の中は残酷です
で河瀬川といえば真面目人間の象徴
なんで最初、斎川は萎縮してしまいまうのは仕方がないこと
しかし美術サークル内で行われた文化祭の出し物で斎川が提案したコスプレ喫茶に賛同してくれたことから少しずつ心を開き始め、河瀬川にコスプレさせると暴走開始(笑)
シノアキだけではなく河瀬川にも懐いてしまいたしたとさ(笑)
河瀬川さん、お疲れ様です!!
なおコスプレ喫茶会議では「ゼロの使い魔」のルイス、「涼宮ハルヒシリーズ」の長門ちゃんが出てきたりしますが、河瀬川のコスプレ着用回避は叶わず…
- 貴之が生まれた街
一方、恭也とナナコはどこへ向かったかというと川越へ
目的は勿論、貴之を連れ戻すこと※フィクションだから出来ることであって現実でやることはあまり推奨しません…
チームきたやまの動画制作に欠けているものは「物語」
そうなると貴之の存在は必要不可欠という訳です
しっかし、再会したところで恭也達の願いが簡単に叶うわけがない
なので作戦を練ることになりますが訪れたカフェでマスターから「観光案内人」と紹介された人物に川越、もとい貴之が生まれた街を案内されることに
この観光案内は素晴らしいもので恭也達も関心してしまいますが、その観光案内人の正体こそ貴之の父である鹿苑寺望行
これには驚きましたよ…
まさか正面から出てくるとは…
その後、貴之と改めて話をすることになりますがこの街の本当の姿は貴之を逃がすまいとする監獄
こんなところで過ごすなんて僕には出来ませんよ…
だって監視役があちらこちらにいるんですよ!!
自由なんてものはないじゃないですか…(他の作品で説明するなら「緋弾のアリア」の白雪かな?キンジが連れ出すまでは外の世界を知ることが出来なかったし)
ここに戻る、それは夢を断念するということに近かったのです…
- やっぱり情熱は捨てられない!!
しかし恭也は知ってました
貴之が映画館に足を運び続けていることを…
それは未練を残していることを意味するのです
貴之の情熱が再燃することを信じた恭也は、チームきたやまが進めている作品の資料を渡し退散
シェアハウスに戻ってくると、ナナコや斎川の活躍
更には火川が思わぬ力技を見せてくれたことで動画は無事完成
九路田とシノアキ化物コンビにはまだまだ及びませんでしたが…(冴えカノでいえば英梨々と詩羽、この2人の成長具合があの事件を起こしたんだよな…)
ただ、この動画の本当の目的は別にありました
というのは貴之に手渡した資料にはこの巻のサブタイトルにもなっている「アップロード日:9月1日」なる意味深な文字が
これは勿論、恭也達が動画を投稿する日のこと
当然貴之は気になって動画を見るわけですが、それは中途半端なもの
何故ならこれは貴之のメッセージのようなものだったから
これを切っ掛けに貴之は完全に情熱を取り戻し、父親を説得して再び恭也達の元へ帰ってくることになりますが、これで思い出すのがストレイテナーのギターであるOJ
彼は一度はバンドを辞めて機材も全て売った
けど諦めたようでやっぱり音楽への未練が残っていて、久々にライブをしたことで音楽が好きであることに気づかされたんです
つまり人間、諦めようとしたって未練が残っている限り情熱は捨てられないんです
この巻をきっかけに本当にやりたいことと向き合う方、多いのではないでしょうか
やりたいことを燃え尽きるまでやればいい、それが人生ですよ
なお戻ってきた貴之はあるペンネームで活動することを決意するのですが、既巻を持っている方は見比べて欲しい
1文字ペンネームが変わってます
恭也がまた未来を変えたのですが、これは正しい選択になるのかはまだ誰も分からない…
ちなみにシェアハウスは斎川が入居したことになって、貴之の住居は以前と別の場所になりますがあの人も戻ってきます(笑)
まさか再登場するとは…
そして何を疑っているんだ(笑)
という訳でこの巻は貴之が情熱を取り戻すストーリーという訳だったんですが、皆さん忘れてませんか?
シノアキのことを
どういうことは伏せますが、シノアキはとんでもないことになってます
彼女と九路田に勝つことは出来るのでしょうか…?
次の7巻で決着が着きます
そしてこの際爆弾発言しますが、このシリーズの感想を書いた順番は4→5→6→スピンオフ→1です(笑)
あれ、スターウォーズみたいだな(笑)