タイトル:「EDENS ZERO(1)」
作者:真島ヒロ
ブックライブをはじめ、電子書籍サイトでは定期的にお試しキャンペーンが行われ、僕も定期的にチェックしているのですが、今回紹介するのはFAIRY TAILやRAVEで知られる真島ヒロ先生が現在連載している「EDENS ZERO」
この作品とFAIRY TAIL、RAVEをクロスオーバーさせた作品も描いていたり、相変わらず凄いことやってます(笑)
- ロボットの国に1人人間?
物語はレベッカとハッピー(説明する必要ないけど、FAIRY TAILのハッピーとは別人です)がロボットだけが暮らしているグランベニ王国に来るところから
彼女がここに来た理由は後々書くとして、この国はテーマパーク(ディズニーランドをイメージすると分かりやすいかな?あそこで働いている方々はキャストでディズニーランドの登場人物という設定だったはず)みたいなのもので人間はいないはず
…なんですがそこに1人だけ住む人間が
その人間こそがシキ
10年前、魔王という役割をもつ機械が連れてきた人間です
人間、誰しも初めて見る生物には興味津々とは言いますが、それはシキも例外ではなく初めて見た人間であるレベッカや猫であるハッピーに当然興味津々!!
そりゃロボットだけの国でずっと過ごしていきたらこうなるよ(笑)
ただ、グランベニにレベッカが来たことは運命の始まりでもあり
訳あってシキはレベッカと共に島を後にすることになりますが、冒頭いきなり切ないです…
最初から泣かせに来る…
ちなみにシキはエーテルギアというこの物語の中心となるだろう能力を秘めています(エーテルとは全ての力の源、エーテルギア使いは体内に流れるエーテルを組み替えることができる…要は自由に操れるってことですか?)
レベッカが「暗黒時代の力」と称したり、シキは「じいちゃんから受け継いだ」と話してますが…
この時点では謎ばかりです
- 動画投稿者と一匹の猫(?)
その上でレベッカとハッピー
彼女たちはBキューブという動画サイトにチャンネルを持つ動画投稿者
要するにYouTuberですね(笑)
とうとう動画投稿を職業とするキャラが生まれるようになったか…
彼女たちがグランベニ王国に来た理由はその国のようすを動画投稿して、登録者数を上げようと思ったからでしょう
バズるきっかけってなんだろう
グランベニを後にしたあと、レベッカとハッピーはシキをボディーガードに任命するのですが、レベッカが強い強い
ハッピーを売買しようした輩を見事な銃撃テクニックで倒しまくりますからね(笑)
しかもハッピーは改造猫
ここだけ話題になっていたような…
シキが「ボディーガードいらないじゃん」と話すのもごもっともです
ただ彼女たち、動画投稿者としてはまだまだ…
そこでシキの提案に乗っかり、ハッピーを治してくれたワイズ博士に会いに行こうとするのですが…
でもワイズ博士に会いに行くため向かった惑星ノーマは宇宙海賊のエルシー曰く「死んだ星」
更にワイズ博士と思われる人物も…?
真島先生の作品を手に取った方なら馴染み深いと思われますが、この作品でもスターシステムが採用
ハッピー出てきますし、プルーもちょこっと出てきます
さらに宇宙海賊のエルシーなんてどうみてもエルザですね(汗)
またジェラール出てくるのかな(笑)
単行本はもう10巻まで刊行されてますし、アニメ化も決まってますが、気になるのがなぜ唐突に2万年後が出てきたかということです
加えてハートのペンダントに描かれていた「EDENS ZERO」の文字
意訳すると「楽園はゼロ」→「楽園は存在しない」という意味になりますが…
加えてシキの提案とはこの世界に存在するなんのために存在するのか分からない謎の生命物体である「マザー」に会いに行くこと
ただ、シキはマザーに会ったことがあるようで…
真島先生といえばRAVEでシリアス路線をやった作者
一方、FAIRY TAILは比較的読みやすい作風を展開してました(作中にもFAIRY TAILを連想させる台詞があります)
さあどう転がるんでしょうか
出だしはFAIRY TAILと違ったので斬新でした