届けたい人、真意。全ては繋がっていく・・・~「カッコウの許嫁(6)」~
タイトル∶「カッコウの許嫁 (6)」
作者∶吉河美希
今年の春アニメは注目作品が多すぎる!!
ということでただでさえ、アニメを追うのに苦労している自分が完走できる作品はいくつがあるのか不安になってますが、その中には連載初期から追っていた「カッコウの許嫁」も
たった2年でアニメ化と凄いな…
というわけでカッコウの許嫁6巻
前巻5巻で凪とエリカの許嫁関係をひろに明かし、幸は凪のいる高校に進学するために猛勉強を始めたりと大きな進展がありました
anime-manga-lightnovel.hatenablog.com
ですが、この6巻は更に進展があります…
-
エリカが届けたい人
その進展の1つはエリカがずっと届けたいと話していた人
1巻か2巻で触れられて物語の伏線の1つになっていたのですが、ここでその届けたい人物が誰か判明します
そのキーとなるのは5巻の終盤に凪たちが勉強合宿を行うべく訪れたエリカの別荘にあった写真
42羽目でひろが完全ではないもののその写真に触れる場面があり、誰もが今後の物語のポイントとなると考えていたでしょう
この写真が43羽目、すなわち6巻冒頭で明かされるのですがその写真には凪と思われる人物の姿がありました
ですが当然、凪ではありません
この人物はエリカの兄、すなわち凪の本当の兄なんです
しっかし凪は動揺する素振りは一切ありません
しかも「俺の兄弟は幸だけだ…!!」と言い張る始末です
ブラコンめ
対してエリカは初めて凪と対面した際は驚いたとのこと
なにせ、目の前に兄と似たような人物がいたら驚くでしょ
世の中にはドッペルゲンガーがいるとはよく言いますが、目の前で兄と似たような人物がいたらね…
そんなエリカに対して、凪は協力する気満々のようですが、少し気になったのはエリカが「お兄ちゃんはいなかったことになってる」と発言していること
なぜ存在が否定されなければならないのか?
また凪はエリカが馴れ馴れしい態度を取っていた理由を「兄の代用品」として利用されたと考えると、腹が立ってしまいます
むしろ腹が立たない方が凄い
そこで凪が取った行動はエリカの父、いや凪の実の父の天野宗一郎に会いにいくこと
その理由はエリカの話したことの真意を聞くためですが、宗一郎は華麗に回避
その回避術がエリカとの思い出を話すことですからね…
なんて巧みなんでしょう
おまけに、
「妹の幸ちゃんと結婚すればすべて丸く収まるということに」
なんて爆弾も落とす
ほんとこの親父は…
ちなみに幸はエリカの本当の兄が「いいお兄ちゃん」と予想しつつ、エリカがすぐに自分に適応してくれた理由を悟り、ひろはエリカの父が話したことを同じ日に気づきました
なんという狂言回し・・・
無論、凪は諦める気はサラッサラないようです
エリカの兄を探す方法を模索しようとしますが…
-
ひろと幸は?
その翌日にはひろに誘われてデートに行く凪(笑)
凪の頭の中では、ひろ>>エリカの兄の模様です
ある意味、愛に勝るものなし(笑)
ですがそのデート内容は自転車勝負
ひろは勝負好きだよね…
それデートか?
でもこれはひろなりに、凪の悩みを発散させてもらおうと考えたこと
そう言えばひろは凪の成績が落ちたときに、自分ではなくエリカのおかげで立ち直ったことを悔しがってました
だからこそ今回は先回りしたかったのかな
「海野君がモヤモヤ君になった時は いつでも側にいてあげるよ!!」
のように常に励ましたいのかもしれない
海に向かって叫ばせるって昭和のドラマを思い出すが
「早く大人になりたーい!!」
なんて意味深なことを海で叫んでましたけど
一方で幸は幸で定期的に宗一郎の元に食事に行っているようですが、宗一郎は幸にも「凪くんと結婚する覚悟はあるのかな…?」と吹き込んだようで…
ほんと宗一郎は…
自分の思うがままに仕向けたいのか?
こう言われると幸が凪に対して、意識してしまうのは無理もないこと
ですが凪は幸に対しては過保護、というより親
幸の行動1つ1つに注意する姿はもう兄というよりオカンだろこれ
幸が買い物行くと言ったらついてくるし、買い物時の凪の行動はやっぱり親にしか見れません
いや、シスコンか
凪がこうした行動を取るのは幸を思ってのこと
それだけ幸を大切にしているって事です
でも幸からすれば、そうやって子供扱いされるのが嫌なんでしょう
僕が幸でも嫌だし、ちょっとこれは過剰すぎないか?
だからこそ、
「アタシが結婚してって言ったら してくれるの?」
はインパクトある
「心配するなら結婚してくれるの?」ってことですから
これには凪も動揺するわ…
その後に幸は凪をからかってますが、これは本心でしょう
ちなみに凪は父やホテル王からもらった生活費のうち、余った分は返しているようで
こういうところはみんな見習ったほうがいいと思う
そしてエリカは夏物(?)を買い込んでましたとさ
-
不死鳥の天国は一瞬で
そんなこんなで6巻も5巻に続いて、大きな動きが起こりまくってますが、エリカが夏ものを購入したことから判断できるように季節は7月付近
三学期制の学校ならば、終業式が行われるであろうこの時期は期末試験が行われる時期でもあります(二学期制なら実力テストかな?)
その期末試験で凪は見事学年1位復帰
ですがその描写は大げさ
自分を不死鳥に例えるんじゃない(笑)
フェニックスを名乗っていいのはフェニックス一輝
え?フェニックス違い?
その終業式の放課後には、ひろからの手紙で凪は屋上へ
当然告白しますが、受理してもらえませんでした
連続で取らなければ駄目ってこと?
そう簡単には受け入れてもらえないようです
けれども、ひろからすればこれは運命が変わっているとのこと
2巻の14羽目で「運命変えてみせてよ…」とひろは話してましたが、その願いは現実になりつつので恐らくプラスだと思う(2巻参照)
anime-manga-lightnovel.hatenablog.com
でないと、
「私の許嫁が 海野君だったらよかったのにな」
なんて告げませんからね
その様子を見ていたらシオンは何故か感動してましたが(笑)
ですがこの発言、凪は調子に乗って家にぶちまけた結果、夏休みにエリカの別荘(プライベートビーチ付…ってえ!?)で検証が決まりました(笑)
天狗になった結果だな(笑)
みなさんも発言には気をつけましょう
凪も参加するけどね!!※夏休みに勉強する気満々だったのが、ひろ参加で180度方向転換(笑)
しかもエリカと共に行った買い出しの様子がまるで通販番組に出てくる人みたいだったけど!!
その結果、荷物が多くなっている気がしますが汗
まあでもエリカも海を楽しみにしているようだし、良いんじゃないかな
問題はバレたくなかったであろう「凪とエリカの同居」が買い出し後にバレたことだが(バラしたのは幸、ひろに勉強を教えてもらうため(笑))
-
波乱の旅行
そんなバレてはならない秘密がバレた数日後に凪たちは旅行へ
リア充爆発しろ
ですがこの旅行は天国とは言えません
好きな人と秘密がバレたあとに行く旅行はあまりにも気まずいからね
しんどいシチュエーションだよ
とはいえ、
「もう秘密はナシ…だよ」
と34羽目でひろからお願いされたのに、裏切る凪も凪
あそこで言っておけばね…
後悔先に立たず!!
このため凪はひろにはしっかり謝罪しますが、ひろは傷ついたようで凪の髪の毛を抜きましたし、次やったら「呪うからね…」
や、ヤンデレの匂いが…
お、重い
あれ、こんな人物どこかにいたよね
エリカもドン引きしてましたわ
けれども波乱は続きます
ひろは凪に「幸が凪に好意を抱いていること」を伝える(どうやらひろは幸に凪のことは「ライバル」としか見てないと伝えた模様ですが、恐らくこれはフェイクです。敵対しないための)、凪が入浴しているところにエリカは入浴するわ、ベッドはくじ引きだったり
これ終盤の3話ですが、あまりに情報が濃い
色々と起こりすぎてるよ
しかも凪は幸と同じ部屋
エリカはひろと一緒
ほぼエリカの1人勝ちやん
まあエリカは凪と同じ学校に通うまで、1人だったし、友人と過ごす日々に憧れてたから許しましょう
エリカと同じ境遇の人ほど分かると思うんだ
孤立するのって非常に辛いからね・・・
ですが51羽目の終盤、
畳み掛けすぎ
なんちゅう爆弾の量だ…
しかも終盤に一斉投下しないでくれ(笑)
そんなわけで序盤と後半の爆弾が凄かったですが、7巻で更に爆弾落ちるようです
ひろが○○しますから
執筆当時はまだアニメ始まってませんが、Twitterで少し呟くかもしれません
7巻の感想もなるべく早めに載せます
では!!