最新のジャンプ新連載について[2021年2月度]
徐々に恒例となりつつあるジャンプの新連載感想
今回の新連載は4つ
去年の夏以来の4作連載ですね
あの時の連載陣はほぼ軒並み生き残っているのは何気に凄いと思います
ある漫画を除いてな
それでは今回も新連載陣をチェックしていきましょう
※それぞれ3話終了時点での感想です
- 「逃げ上手の若君」/松井有征
【少年ジャンプ新連載】『逃げ上手の若君』TVCM【松井優征】
「暗殺教室」を筆頭に数多くの名作を世に送り出してきた松井先生、5年ぶりの新連載
今回のテーマはまさかの史実を基づいた歴史漫画です
ジャンプで歴史をテーマにした漫画って自分が中学生くらいの頃にやってた気がするんだよな
確か明智光秀が主人公だったけどBASARAみたくぶっ飛び系で速攻終わった記憶がある
長期連載を編集部が前提にしているのか、本編が始まる前に解説コーナーを設けてますが松井先生が歴史漫画をやってくるなんて驚きですししかも鎌倉時代・・・
歴史フィクションといえば戦国時代や幕末が多い
にも関わらずです
歴史好きのジャンプファンは歓喜、学生には歴史の勉強に役立つとまさに良い床づくし
ただ鎌倉時代辺りって似たような名前多いので、知識多くないと混乱しそうな気配も
まあ松井先生のことなのでその辺りも計算してそうですが
前作が大ヒット作だし既にメディアミックスも準備していそう
アニメよりも実写で見てみたい作品
それにしても主人公が逃げ回るって設定が斬新すぎる
- 「アイテルシー」/稲岡和佐
恐らく今回の新連載陣で最大の番狂わせです
「キミを侵略せよ!」の稲岡先生にとって2度目の連載
表紙を見たら刑事2人の物語かと思って蓋を開けたら犯罪者を愛する女性刑事相生りさが主人公というトラップをいきなり仕掛けて来ました
「キミを侵略せよ!」は最初から「う~ん」な感じだったのですがこちらは最初からたたみかけまくる
しかもこうした刑事モノって犯罪者の方が怖いはずなのに、りさの方が犯人に会いたいと言わんばかりに接近する主人公の方が怖い珍事
急成長にも程がありますよ、稲岡先生
ちなみに相当な速筆なようで早くもおまけ漫画が掲載されてましたが今後の新連載次第では生き残るのではと思ってる
単行本買って良いかも
ただし、りさは付いてこないでくれ
あの人にストーキングされたら色んな意味で終わってしまうw
- 「ウィッチウォッチ」/篠原健太
【少年ジャンプ新連載】『ウィッチウォッチ』TVCM【篠原健太】
「SKET DANCE」や「彼方のアストラ」といったヒット作を世に送ってきた篠原先生が本誌には8年ぶりの帰還
鬼と魔法使いの幼なじみをテーマにした作品ですが、スケダン時代から見られた軽快なトークは健在
顔が巨大化したり、紙になってしまったり、みんなネガティブになってしまったり・・・
スケダンのファンタジー部分が大きく出てきた作品と言った印象です
ただスケダンと異なるのが序盤からストーリーが動いていること
スケダンは修学旅行編を境にストーリー漫画に移行しましたが、この「ウィッチウォッチ」では序盤から動いてます
後々の伏線となるような不穏なシーンも見せて
今のところは学園ファンタジーコメディといった感じ
しかし篠原先生は伏線回収が非常に上手いのはご存じの方も多いでしょう
その上、「スイッチ・オフ」のような衝撃シリアスを篠原先生は唐突にぶち込みますので油断は出来ません
コミックスは絶対購入すると決めてます
スケダン僕全巻持ってますからね
- 「クーロンズ・ボール・パレード」/原作:鎌田幹康 作画:福井あしび
令和の野球漫画、始動!ジャンプ新連載『クーロンズ・ボール・パレード』開幕CM - Music by SUSHIBOYS
ジャンプではかなりの率でこけるスポーツ漫画
野球漫画だといつ以来なんでしょうか
ジャンプのスポ根というと「黒子のバスケ」や「テニスの王子様」のような超人スポーツがほとんどで「ハイキュー!!」みたいなリアル思考な漫画は稀でした
この漫画も超人スポーツになってしまうのか?
と思いましたが3話まで見た時点ではそのような描写は今のところ見られないので安心
むしろ野球のことよく理解しているような描写が多くて安心します
ただこれに突然消える魔球とか必殺打法とか始めるのはなしで
だって現実には柳田悠岐みたく変態打撃する打者や千賀広大みたい161とか当たり前になっているもん
現実に忠実でいいです
編集部も超人路線に持って行くんじゃないぞ
その一方、前回の新連載陣はというと島袋先生が大苦戦しています
掲載順がかなり下の方にいるなんて信じられないです
何があった・・・
「SAKAMOTO DAYS」はすっかり人気になって安定している
このままだと島袋先生、アプリ送りも・・・
今回の新連載はどれも期待できそう
長く続きますように・・・