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Reflectionで描ききれなかったバックボーンがここに!! 〜「魔法少女リリカルなのは Reflection THE COMICS(2)」感想〜

タイトル「魔法少女リリカルなのはReflection THE COMICS(2)」

原作:都築真紀

漫画:藤真拓哉

 

今更感あるけどなのはReflectionのコミカライズ2巻
1巻は前日談ですが、2巻はReflection劇中でカットされた部分が多々見られます

 

  • 桃子とリンディによる母親会談

コミックス序盤は劇場版の前日談
なのはの実家こと喫茶「翠屋」にてなのはフェイトが職業体験している最中、桃子(なのはの母)とリンディは母親会談をしていたようで…(ちなみにさらっとなのはの兄や姉も出てきてる)

 

Reflection、Detonationの時系列が本編リンクするならなのはとフェイトは中学卒業後にミッドチルダに移住していますが、この頃はまだ小学生
という訳でまだ海鳴市にいますが、リンディはなのはの未来を奪ってしまわないか苦悩している様子

 

それもそのはず、ユーノくんと出会ったことでなのはの運命は変わってしまった
出会わなければ普通に実家を継ぐための教育を受けていたでしょう

 

でもユーノくん、フェイトと出会いなのはは魔法と触れ合った
その結果、なのはの魔法の才能が目覚め1stや2ndの活躍もあった今、なのはの将来は大きく変わってしまったのです

 

でも桃子はなのはの進む道を止める気はない様子(というかなのはの両親、フェイト達が生まれた世界に行ったんですね…意外…)
なのはの行動が誰かを救った様子を見て、幸せでいるならというのが理由
良い母親ですね、桃子は
その上で映画のあのシーンに繋がると

 

よく考えるとReflectionの時系列ってテレビシリーズでは描かれてない
だからテレビシリーズの補完にもなりましたねここは
ただ、ReflectionとDetonationってテレビシリーズとリンクするのか…?

 

1stは時空管理局監修で作られた映画、2ndはリインフォースⅡの記憶という設定だったはず
でも今回の2作は言及なし
リンクしているのか、しないのか
謎の1つです

 

続いてエリトリア
アミタが何故あの服を着用、バイクを使用していたか(しかも大食い)
ディアーチェ達がユーリ達のことを微かに覚えてる描写
劇場版で削られただろう部分はここに記されてます

ただこの巻ではキリエの独白が多くなっており、特に後半以降はキリエの後悔とも思える部分が多々
それがDetonationに繋がっていくわけですが

 

そしてイリス
1巻でも書きましたがこの時点で彼女はやm…じゃなかったマクスウェルに操られていることに気づいてないんだよな…
マクスウェルを絶対に許すな

 

あの惑星はどんだけ悲劇に満ち溢れているんですか…
これ執筆している時点でなのは新プロジェクトはまだ発表されてません
ただ出来るなら映画のそのあとを描いて欲しいな
なのは達とキリエ達を再開させて欲しいです

 

  • なのはの異常な執念

そして1巻でも描かれたなのはの危うさ
この巻では更に具体的に描かれています

 

なのはが「自分≦救いたい人」という考えで動いているのは1巻の感想でも触れましたが、その理由はこれまでの事件があったから
プレシア(フェイトの母親)、アインス
彼女達を助けられたなかったことをなのはは重く感じているようで

 

でもさ、どんな手を使ってでもは駄目だよ
自分の命は大切にしなくきゃ
だから中学時代にあの悲劇を招くんだな…(というかこれテレビシリーズと時系列が繋がってたら2回も大きな怪我を負ってることになるのか、なのはさん…)

 

こういう考えなのでDetonation終盤で説教を食らうと
あのもう1人のなのはアインスが生み出したものかどうかは不明ですが※分からない方はDetonationの特典映像をご覧下さい

 

そのうえでコミックスを読むと、あの劇場版タイトルの意味が分かってきます

  • Reflection

①事件が起こる兆候※主にDetonationでおけるイリス事件
②反射※ディーチェ達
③発端(不名誉から変換)※キリエ

  • Detonation

→悲しみやをぶっ壊す 

 

この2作の最大のテーマ
それは「巻き起こった悲劇を悲劇で終わらせない」ことだったんでしょうね
やっぱりReflection Detonationは名作ですね


というかなんかレビューサイトで初心者に配慮してないなんて書き込みあったけど、これ1stと2ndから繋がってるんだぞ
ハイフリ、冴えカノ、青ブタの劇場版に初心者への配慮はありましたか?

 

なんか最後愚痴っぽくなっちゃったけどなのは新プロジェクト楽しみにしています