これからの主流は日常+ファンタジー? 今のラノベ業界に思うこと
先日僕はこんなツイートをした
フォロワーさんが「自分が投稿した小説を読んでくれない…」とツイートしていたけど、今のご時世だと「転生もの」、「俺ツエー」系統の作品は敬遠されやすいと思う
— softman@音楽ブログとサブカルブログ (@softman_mfrdkok) 2020年3月6日
青ブタがヒットしたことを踏まえると日常とファンタジーを上手く融合させた作品が求められているのかも
「三角の距離は〜」とかもそう
ライトノベルを知らない方には「え?」という感じだろう
どんなものにだって流行というものはある
音楽シーンだって一時期四つ打ちが流行った
しかしそれが今では廃れ、うたものが重視されるようになったと僕は考えている
それはサブスクの普及もあると思うが
これはライトノベルも同じだ
例えば今から8年くらい前、SAOがヒットする前のこと
ライトノベルの業界はタイトルを長くすれば良いだろのような風潮が強くなっていた
それは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」や「僕は友達が少ない」がヒットしていたから
両方とも結末が酷かったとか言うな
「やはり俺の青春ラブコメ〜」もこれに含まれるかもしれない
だって昔「僕の妹は漢字が読める」とか「おまえをオタクにしてやるから〜」とか長いタイトルだらけだったからね!!
書店でツッコミ入れまくっていたのを未だに覚えている
それが過ぎると今度は「俺ツエエ」作品と「異世界転生もの」が増えはじめる
SAOや禁書はある意味「俺ツエエ」の、「ゼロの使い魔」は転生ものの原点かもしれない
ただSAOを「俺ツエエ」に含めるのは間違いだと思ってる
それはキリトは自分の弱さを自覚しているから
GGO編ではそれが繊細に描かれていたし、あの世界は死の恐怖と隣り合わせだった
だからそうならざるを得なかった
禁書も違うと思う
上条さんはああ見えて何度も負けてるし精神崩壊寸前まで行ったこともある
でも悲しみを壊すためにボロボロになるまで戦ってる
だからこれも違う
さすお兄に関しては省こう
途中で離脱したからねあれ
でリゼロ以降急激に異世界転生が増え出した気がする
それは「なろう」をはじめとするweb小説文化が広まったのもある
ただ、異世界ものは「Re:ゼロから始める異世界生活」と「この素晴らしい世界に祝福を」がずば抜けてる
リゼロは若年層にも支持されているがご存じの通り作風はかなりハード
どんなに過酷だとしても諦めないスバルの人柄、そして魅力的なキャラクター達にひかれた方が多いのだろう
一方このすばは転生ものではあるとはいえ、基本的にギャグ中心
しかも不条理なものが多すぎる(笑)
どんなときでも笑えるのが特徴だ
転生ものはこれ以外にもある
しかしあまりに数が増えすぎた
特に「転生×俺ツエエ」作品があまりにも増えすぎた
故に飽食気味になってしまったのだ
まさか「働く魔王さま!!」がカウンターになるとは思いもしなかったけど
※アニメを契機に人気が爆発した電撃文庫のヒット作、今なお2期を望む声が尽きない
では次何がヒットするか
個人的に注目しているのは「日常+ファンタジー」だ
今思えば「ココロコネクト」もこの路線だった
去年青ブタがヒットしたのは記憶に新しいだろう
更に鴨志田先生特有のシリアス展開が絶妙に混ざって大ヒットとなった
これに続きそうなのが「三角の距離は限りなくゼロ」
既にコミカライズも始まっているが二重人格キャラと主人公の交流を描く不思議なファンタジーだ(作者はファンタジーを否定しているがここではあえてファンタジーに括らせていただく)
水面下では更なるメディアミックスが動いていると思われるがどうだろう…
正直異世界転生ものでヒットを飛ばすにはかなり難しい状況になりつつあると思う
となると「日常+ファンタジー」路線がそのうち主流になるのでは?と僕は考えている
皆さんはどう思いますか?