ジャンプのラブコメ戦国時代を覚えている方はいるだろうか
この前の銀魂の記事で書いていたジャンプ関連記事第2弾
今回はラブコメ戦国時代についてです
現在、ジャンプに掲載されている漫画でラブコメに分類していい漫画はあまり多くありません
「あやかしトライアングル」はラブコメよりもバトル要素が強いですし、「ウィッチウォッチ」もラブコメなのか?※篠原先生は過去作品で幾度も伏線を見えないところで投下し回収する技術が非常に上手いので今回も早々に爆弾をぶち込んでいる可能性有
一時期「ゆらぎ荘の幽奈さん」や「ぼくたちは勉強ができない」が掲載されていただけに喪失が大きいですね
マガジンはラブコメ今強いからな…
そんなジャンプにはかつてラブコメ戦国時代と呼ばれる時代があり、短期間に4作品ラブコメが連載されていた時代がありました
今から8年前なので今の高校生や中学生は分からないかも…
そんな時代に掲載された作品を紹介します
-
「パジャマな彼女」/濱田浩輔
今や「はねバド!」で知られる濱田先生ですが、元々はジャンプで連載している作家でした
一応ラブコメではあるのですが、ヒロインが眠り姫のように呪いにかけられて幽霊になってしまう設定があったり、時折少年誌にはかなりハードな描写が載っていたりもしてました
絵が非常に好きだったのですが、打ちきりの関係で最後は昼ドラみたいに後味悪い描写も残ってしまいました
しかし、実は4年前に新装ver.が発行されたようで後味の悪さが書き下ろしで少し消えています
もっと読んでみたかった作品です
後に長期連載となり、アニメ化もされる大ヒット作「ゆらぎ荘~」のミウラタダヒロ先生初の連載作品
ミウラ先生の絵の上手さはこの頃から健在でプロトタイプも覚えているのですが、絵で連載に持っていけたといってもいいぐらいでした
ただストーリーがな…
ちなみに原作の坂本先生は「カンピオーネ!」のコミカライズを担当されていた方としても知られています
ミウラ先生の新作を心からお待ちしております
この作品は戦国時代の少し前に掲載された作品ですが、後に始まる某有名ラブコメと掲載時期が被っていたので掲載
長年のジャンプ読者ならお馴染みの叶先生、3作目の連載作品
単行本3巻で終わってますが、三角関係である主要キャラ3人が入れ替わりで鏡の中に閉じ込められるというユニークな設定を活用し、かつモヤモヤも一切ない
短期集中連載だったという噂もありましたが果たして
個人的には単行本も購入した好きなラブコメ作品の1つ
3巻なのであっという間に読めるのもグッドです
そしてジャンプのラブコメでは過去最長連載となり、ラブコメ戦国時代の象徴だったのがこれ
しかし、ネットをみるとかなり酷評目立ちますよね?
その原因はラブコメ漫画の反面教師にするべき代表例であるからです
何故か
それは作者がメインヒロインを一方的に優遇しまくる展開が多かったからです
本来ラブコメ作品では主人公とヒロインが結ばれるまでに様々な障壁が用意されます
それを乗り越えて少しずつ距離が縮まっていくのですが、この作品のヒロインはなんも努力してません
というか勝手にチャンスが降りてきた
そんな感じなのです
更にラブコメ作品と言えばヒロインとヒロインが意識し合うのも見所
ヒロイン同士のぶつかり合いが作品を更に面白くしていきます(実際「ゆらぎ荘~」でもライバル同士で競い合う展開もあれば、「ぼく勉~」でも文乃が他のヒロインが成幸を好きな事を知っており苦悩する展開が多々ありました)
でもこの作品、覚えている限りそんな展開はほとんどなかった
気付くのも確か終盤だったような…
…というか皆さんご存知だと思いますが、この作品のスピンオフを書いていたのがぼく勉の筒井先生です
なのでそれを反面教師にした可能性が大いにあります
その上、作者がメインヒロインをごり押しするも人気投票では3回目までメインヒロインは1位になれず…
だからか作者のごり押しが更に強化されたような…
それもあってストーリーは見事に破綻していきました
ほぼキャラ漫画と化しましたね
途中で僕も友人に単行本あげた
これ以降に制作されたラブコメはこの作品を反面教師にしたものが多くなった気がします
とくに、障壁を与えない展開はやってはならない
ぼく勉やゆらぎ荘もシリアス多かったですし、マガジンの寄宿学校のジュリエットや五等分の花嫁もそうした要素ありました
かのかりは途中からシリアス強くなっていきましたね
あとはライバル関係
これがあるとどんどん引出し広げられるんですよ
バレンタインの話で協力してチョコ作ったり、プレゼントで競ったりと色々膨らみますから
だから皆さん、これは反面教師にしてください
ラブコメのスタンダードは「とらドラ!」、「いちご100%」だ
ちなみにAmazonのレビュー、星こそ多いですが批判レビューがかなり上位に来ています
それだけこの作品が酷かったということです
なぜこれが実写になったのか
謎謎謎
如何だったでしょうか?
そろそろ僕が昔愛読していた作品についても書こうかな?
ちょっとずつですが、感想記事もポツポツ完成しているのでそちらもお楽しみに!!