テレビシリーズを見た方も見てない方も是非見てほしい作品〜「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」〜
タイトル∶「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」
名作「四月は君の嘘」で知られる新川直司先生が「さよなら私のクラマー」という女子サッカーをテーマにした作品を描いていたのはご存知でしょうか?
今年4月にはアニメも放送されてましたよね?
実はこの作品、前日譚がありまして
僕も映画を見てから知ったのですが、「さよならフットボール」という作品がこの物語の前日譚みたいなものになっているのです
本来ならこれを先にやってテレビシリーズに雪崩れ込む予定だったそうですが、緊急事態宣言の影響か、上映が延期
6月から公開されることになりました
見てきました これ、さよなら私のクラマーの前のさよならわたしのフットボールを映画化したものなんですね これがテレビシリーズに繋がってくると アニメ見ている方は是非見ることをオススメします
— softman@音楽ブログとサブカルブログ (@softman_mfrdkok) 2021年6月17日
そして久々に21時代まで映画館にいました(笑)
というわけで6月に上映された作品の感想を今頃書くのかよ!!と思ってしまう方もいらっしゃいますが、そこは生暖かい目でね
-
中学時代の恩田希
さてこの作品の主人公といえば恩田希(希)ですが彼女は中学時代、女子サッカー部ではなく男子サッカー部にいました(希が通う藤第一中学に女子サッカー部がないため)
そこには「さよなら私のクラマー」にも出てくる山田鉄二(テツ)、竹井薫(タケ)、マネジャーとして越前佐和(佐和)も所属していて昔の幼なじみと共にサッカーをしてたのです
まあ1人、小学校時代に引っ越しで離れ離れになってしまった幼馴染みがいるのですが…
希は小学生時代から活躍していて、中学に進学後も練習試合に出場してましたが、その練習試合で負傷
それがきっかけとなったのか、実力があっても試合に出してもらえないのです
現実ではどうなっているかというと、一部の大会では女子サッカー選手も普通に公式戦に出場できる様子(この作品のwikiを見たところ、今では出場に関して問題ないです)
でも希は出場できない…
これは僕の勝手な偏見ですが、運動系の部活に入部される方って大半は大会出場を夢見たり、将来プロ選手として活躍することを渇望している方が多い印象
それだけにどんなに実力があっても出場出来ない=フラストレーションが貯まるのではと思ってしまいます
希は試合に出ることを諦めてないようですが…
-
再会したかつての幼馴染み
そんな日々を過ごす希が佐知と帰宅している最中に再会したのが谷安昭
テレビシリーズで希のことを「親分−!!」って呼んでいた少年いましたよね?
それがこの谷安昭、かつては通称ナメックと呼ばれていた少年です
ただ安昭、希に対しては挑発的な言動が多め
それを希が気に入らなくそこから希は「ナメックを試合で叩きのめすこと」、加えて対戦できる時間は限られていること(身体の成長の問題)からあらゆる手段を使って試合に出せとアピールを始めるのです
その理由は安昭が所属する江上西中学が希たちが所属する藤第一中学の対戦相手だったというのもありますが、巧みなアピール戦略は通用せず(笑)
だってこのアピール戦略、盤外戦術みたいなもの
モノで釣ろうとして試合に出場させてもらえる程、現実は甘くありませんから
そうなると実力でアピールするしかありません
なので必死で練習して練習試合でも結果を残した
それでもベンチに入れてもらえない…
この現実に「なんで?」となってしまう方もいるでしょう
でも希が所属するサッカー部監督、鮫島幸造の言うことも最も
それはフィジカルの問題もありますが、「練習試合では本気でぶつかってこない」ということ
たまにプロ野球でも直球は素晴らしいけど制球に難がある投手を紅白戦で登板させないことありますよね?
それに似たようなもので練習試合は仲間に怪我をさせないように無意識に加減するんです
加えて希は女子
故に男子からのタックルに耐えられない可能性が高いんです(実際序盤で描かれていた練習試合では接触が原因で負傷退場)
心配しているからこそこの判断なのです
だとしても希は悔しいよな…
あんだけ努力しても試合に出してもらえないのだから
そのため、希は試合に来ないのでは?と思われましたが…
-
決戦
希は試合当日ちゃんと来ました
もちろん選手という扱いではありませんが
同時にテツやタケも安昭と再会
ただ、彼が大きく成長していることには驚いている様子でした
こうして試合が始まるわけですが江上西中学に藤第一中学に苦戦
なかなか得点が出来ない状況で後半に迎えることに
しかし、ここで希が試合に乱入しますw
どう乱入したかというと、希には弟の順平が居て試合にも出場していたのですが、順平をトイレに拘束
希は髪を切って順平に変装して試合に出場したというわけです
なんという主人公…
しかもこれ試合が始まってからテツ達気づくんですよね…
やっぱりなんちゅう主人公…
そのため希が順平であることを隠した状態で試合は進行
惜しい場面もあったりしたのですが…
でもこの試合が終わったあと、会場からは素晴らしい拍手喝采が
これがさよなら私のクラマーに繋がってくるというわけです
ちなみにこの試合の風景、やたらCGが駆使されておりテレビシリーズのサッカー描写と明確な差別化が施されてました
正直このサッカー描写は個人的にあまり良いとは思えません
だってこの作品、超人スポーツじゃないんだよ!!
テニプリみたく波動球ぶっ飛ばしたりキャプ翼やイナズマイレブンみたいに必殺技ないからね!!
あとやべっちことナインティナインの矢部浩之も最後にチラッと出てきたりします
映画のオチ的要因でありますが(笑)
というわけでこの作品を見たあとにさよなら私のクラマーを見るとより作品を楽しめると思われます
なので、テレビシリーズ見てない方はあえて今見ずに映画見てから鑑賞するのも大いにありです
もちろんコミックスもあるのでそちら見てからでも問題ないでしょう!!
映画でもコミックでも良いので触れてからさよなら私のクラマーに入って見ましょう!!
きっと楽しめますから