再び生存戦略が始まる〜「RE∶cycle of the PENGUINDRUM[前編]君の列車は生存戦略」〜
タイトル∶「RE∶cycle of the PENGUINDRUM[前編]君の列車は生存戦略」
今回は急遽制作した感想記事です(ネタバレ要注意です)
みなさん、「輪るピングドラム」はご存知でしょうか?
「生存戦略」など謎めいたワードが続出しつつ、独特な感じで進行する作品です
昨年、You Tubeで毎週放送されていました
え、スロット?
あれは揃えるのが難しい…
初心者には向かない台
…って何を話させているんだ?
しかも撤去されたし(ダンまちの新台まだ?)
さてこの作品
一言で言えば、TVシリーズの再編集に新しいカットを加えたもの
DEATH NOTEのリライトみたいなものかな
あちらと同じでこちらも2作ありますし
今回の前編は、TVシリーズだとひまりが再び死ぬところで終わります
なので途中まで見た方も、一応は見れます
僕も急いで後半を見るよ
ですがこの新作、TVシリーズとまるで雰囲気が異なるのです
大きな変更点は以下の通り↓
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実写の東京とキャラ達がリンク
まず序盤から凄い
何故ならこの作品、今日の東京にピングドラムに出てくるキャラが違和感なく溶け込んでいるから
TVシリーズだとメインキャラ以外は表情すら描かれない独特の作風
まるでモブに用はないと言わんばかりの
それが映画では実写シーンとアニメを融合
本当に個性的な作品だと思いました
ちなみに最近だと似たような手法がある漫画で取られました
「サンダー・3」だっけ?
二次元のキャラが三次元の世界に迷い込んでしまう作品です
始まったばかりですが、今後が非常に気になっています
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幼児化した兄弟と桃果
続いてこの作品、設定は一応TVシリーズの未来のようです
主要人物だった高倉三兄妹の冠葉と昌馬は運命の至る場所から一時、もどってきたという設定で登場
何故か幼児化してますが
その理由は後編で分かるのかな?
この新作パートにはすみっぺこと上坂すみれが演じる新キャラプリンチュペンギンと共に、あの荻野目桃果が登場します
しかも、プリンセス・オブ・ザ・クリスタルに似た衣装を身に着けて(↓参考、サムネに注目)
僕は予告編の情報を一切見ずに劇場にきました
なので、桃果の名前を聞いて「もしかして…」と思いましたがやはりでした
荻野目苹果の亡き姉である桃果です
彼女はある図書館の司書を行っていますが、そのある図書館とはTVシリーズ(映画後編でも出てくるのかな?)に出てきたあの図書館に非常に似ています
陽毬が迷い込んだあの図書館に
しかも面白いのは、桃果は
「何にもなれるあなたたちに告げる!!」
とTVシリーズでプリンセス・オブ・ザ・クリスタルが告げた
「何にもなれないそなたらに捧ぐ」
と正反対の台詞を告げているんです
桃果が何かを成し遂げようとしているんでしょうか?
それを阻止するようにプリンチュペンギンも暗躍しますけどね
このペンギンのせいで一瞬ホラー映画になったわ
このペンギン、謎です
プリンセス・オブ・ザ・クリスタルと正反対の立ち位置であることは分かるけど
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地下鉄サリン事件の具体化
そして最大の変更点はここ
この作品を話す上で、絶対無視してはならない箇所
それは、地下鉄サリン事件のこと
何故ならば高倉三兄妹の両親は地下鉄サリン事件に関わった人物だからです
テレビシリーズでもその描写はありましたし、三兄妹がその事実をテレビで知ってショックを受けるシーンもありました
その場面が映画では、更に強化されました
何故なら父親が、双子の出産報告を受けてテロを引き起こす描写に変更されたからです
駅に向かう様子が凄いリアルだったし・・・
映画にすることで実現できた変更だと思われますが、あれは人によってはショッキングなシーンでしょう
トラウマを呼び戻してしまう方が出る可能性もありますし…
しかもこれ前編
後編何が起こるの?
後編は7月22日からです!!
ちなみにこの前編、TVシリーズでお馴染みだった主題歌の「ノニエル(やくしまるえつこメトロオーケストラ)」、「DEAR FUTURE(coaltar of the deepers)」も起用
中でもcoaltar of the deepersといえばシューゲイザーバンドとして有名
大爆音の「DEAR FUTURE」は最高ですよ
超轟音で聞けるのは映画館くらいですからね
行かない手はないでしょう!!
さてこの映画前編、まもなく上映終了になる劇場が多いと思われます
多分これが掲載された週がラストウィーク・・・
みなさん、劇場に急ぎ…
違うな
生存戦略、しましょうか