今回の新連載は近年過去○○・・・最近のジャンプ新連載について〜2022年12月編~
新年あけましておめでとうございます
やっぱり年末はグダグダしてしまい、申し訳ございません・・・
今年はなるべくそうしたことは避けたい所存です
と言うわけで今年1発目の記事はジャンプの新連載について
なんですが・・・
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「一ノ瀬家の大罪」/タイザン5
「タコピーの原罪」のタイザン5先生の新作
…ですが既に読むのは辞めました
理由は↓
anime-manga-lightnovel.hatenablog.com
あそこまでいじめ描写をむき出しにされたら、いじめ経験者としては怒りを隠せませんよ
編集部もよくこれにゴーサイン出しましたね…
もしかしたらここからひっくり返る可能性もありますが、少なくとも完結したり掲載順が急上昇でもしない限り読むことはないでしょう
web連載でやってくれ
というか最近、復讐をテーマにした漫画の広告多くてイライラします
異世界転生無双の次は復讐系でも流行っているの?
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「暗号学園のいろは」/原作∶西尾維新 作画∶岩﨑優次
物語シリーズや美少年探偵団シリーズなど数々のヒット作を送り出してきた西尾維新が「めだかボックス」以来、久々の週刊連載
今回は文字通り暗号がテーマの作品となってますが、これは評価分かれるでしょう
というよりこれはwebの方が向いていたと思います
なぜなら暗号の解読を巡ってネットで論戦を活発化させた方が盛り上がったと思うからです
次の話が公開される度に新しい暗号が登場し、ネットでどのように解読するかを議論する
読者参加型にも近いエンターテインメントだからその方が良かったんじゃないかな汗
「一ノ瀬家〜」よりはマシです
- 「イチゴーキ!操縦中」/林聖二
ギャグ漫画なのに全く笑えない致命的な作品
まあ「ジモトがジャパン」の方なのでそんな感じはしましたが…(詳細は↓にて)
anime-manga-lightnovel.hatenablog.com
ほんと、「破壊神マグちゃん」を失ったのが痛すぎます
anime-manga-lightnovel.hatenablog.com
あの作品、毎回破壊力あったからな…
そう長くは持たないと思います、はい
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「人造人間100」/江ノ島だいすけ
4つの作品の中では唯一まともな作品
人造人間に家族を殺された少年が人造人間と契約して復讐するって作品で、まあ読めるレベルではあります
しかし、この感想掲載した翌日のジャンプ次第ですね※新年1発目
人造人間を戦わずとも殲滅する方法があるみたいなこと、序盤に流してよかったのか…?
「ダークギャザリング」みたいにホラータッチではないし、「からくりサーカス」みたく過激な描写もない
だから読みやすいとは思います
長続きする保障はありませんが…
というわけで4作もヤバイです
長期連載するビジョンがありません汗
○○さえ乗り切れば!みたいのもない
近年、1番最弱な新連載陣だと想います・・・
ジャンプ大丈夫か…
ちなみに前回の新連載、「大東京鬼嫁伝」も「ギンカとリューナ」も苦戦中
明日発売のジャンプ次第で大ピンチてす
というかこれ、6作連続新連載全滅の危機じゃあ…
「PPPPPPP」や「SKET DANCE」を彷彿とさせるV字回復がないと…
というわけで新年早々、ジャンプの新連載陣は波乱起こりまくりです
「あやかしトライアングル」帰ってこい(笑)
「HUNTER×HUNTER」は半年に1回で良いので帰ってきてください(泣)
マガジンやサンデーのweb漫画の方が面白いなこれ…
年内最後の記事です
どうもsoftmanです
12月途中からまともな更新が出来なくて申し訳ありませんでした
音楽ブログでやっている年間ベストの記事制作時間を甘く見積もり過ぎたようです
スケジューリングって本当に難しいな…
ただこの年末に嬉しいこともありました
それは「声優ラジオのウラオモテ」のアニメ化が決定したことです!!
このブログでは単行本1巻が発売された年から感想を書いており、3巻まで感想を掲載済
コミカライズが2巻までの分で終了していたので、アニメ化は諦めてましたが、制作決定したようです
anime-manga-lightnovel.hatenablog.com
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しかもキャストはPV時代から担当した2人(伊藤美来さんと豊田萌絵さん)が続投
なんでも結構初期の頃にアニメ化の話は来ていたようですが、CVが変更になることを理由にお断りし、今回満を持してアニメ化が決定したとか
そう言えばSKET DANCEもドラマCDのキャスト続投させてましたね
逆にドラマCDからアニメでCV変わったのは継れカノか…(古賀さんはまっていたのに・・・)
あれ驚いたからね…
PVの時点のスタッフで行くものだと思っていたから
しかし問題はどこまで行くか
正直、区切りのいいところって2巻なんですよね汗
もしくは3巻
4巻以降は物語が結構繋がるからそこまでやったら中途半端
となれば3巻までが濃厚だと思います
なかなか削れない作品ですから(褒め言葉です、どこを削ってもならないということ)
そして主題歌は間違いなく劇中にも登場する声優ユニットでしょう
せっかく作中にユニット登場するんだから活かさなかれば
駄目だよ、某会社のアーティストにやらせたら
アニメにはアニメにあったアーティスト起用させないと!!
というわけで「声優ラジオのウラオモテ」のアニメ化についての話をメインとしましたが、当ブログの次回記事はジャンプの新連載についてです
年明け、CDJのレポ執筆後に取りかかる予定です
その後に漫画アプリでどういう作品を読んでいるか、紹介する予定です
年明け後、再びこのブログを動かします
改めてよろしくお願いします
良いお年を
連載再開いつ?忘れさせられたSQの2作品
今回は前から書こうとしていたジャンプSQ.関連の記事
以前から執筆しようとしていましたが、非常に時間を要してしまいました汗
というのは、自分は読破してないジャンプSQがかなり溜まっており、一時は2020年8月発売のジャンプSQが未読雑誌と自宅にあったほどです
その状況が今年の9月にようやく打破
こうしてSQ関連の記事を執筆できるようになった次第です
さてジャンプSQと言えば、「青の祓魔師」や「この音とまれ!」、「双星の陰陽師」、「終わりのセラフ」をイメージする方が多いのではないでしょうか?
移動組として「新テニスの王子様」、「ワールドトリガー」も有名
最近だと「怪物事変」もかな?
王道もあれば少年ジャンプとはまた違った面白さを持つ漫画も連載されているジャンプSQ.
実はこの雑誌、休載となったまま連載が放り出されている作品が2作あります
「D.Gray-man」や「冒険王ビィト」じゃありません
その2つはSQ.の増刊誌でほぼ完全復活しました
1つめはGATE 7
作者名を驚いた方も多いでしょう
あのCLAMPです
「HOLIC」や「カードキャプターさくら」で知られるCLAMPです
連載開始当初は猛プッシュされてましたよ!
ですが連載が始まるとあまりに壮大すぎて難解な作品に…
しかも途中で連載は休載
一向に再開の知らせが届かないまま、
↑を始めてました
いや、カードキャプターさくらは好きだよ
僕も昔アニメ見てたし
たださ、こちらの作品忘れてません…?
カードキャプターさくら終わったら再開してくれるんでしょうね?
といっても、「GATE 7」連載時はまだまだSQの作家が育ってなかった頃
今連載しても打ち切り候補になってしまうかも…
- 7th Garden/泉光
もう1つは「7th Garden」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のコミカライズを担当した泉光先生のオリジナル作品
この作品、かなり好きでした…
主人公の庭師が悪魔と手を組んで村を守るために戦うダークファンタジーテイストの作品
休載になる直前の展開はエグかったなあ…
同じ豪邸で働いてたメイドが洗脳されて敵となってしまい、倒さざるを得なかったから…
その直後当たりから休載
もう5年近く休載しているのか…
なお泉光先生の現在↓
…これ再開できるのかな…?
ちなみに「あの花」のコミカライズはTVシリーズと微妙に違う箇所があったりして、アニメ視聴者も楽しめる内容になっています
とここまでは、休載中かつ連載再開が見込めなそうな作品を取り上げましたが、WJ読者に知っていただきたい作品があります↓
「ダークギャザリング」です
アニメ化も決定したSQ.の主力作品
並びにSQ.史上最凶のホラー作品です
かつてSQ.には藤崎竜が「屍鬼」をアレンジして連載していたことを覚えている方はいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし「ダークギャザリング」は「屍鬼」すら簡単に超えるホラー作品
放送時間は深夜でしょうが、絶対に1人で見てはいけません
僕、読むたびに絶叫してますからね…
「屍鬼」は耐えられましたが、これは駄目です
人間ミキサーとか駄目なら絶対見ちゃだめ
明るい時間帯に見ないと
「チェンソーマン」や「からくりサーカス」のグロ描写を軽く超えます
気になる方はぜひお試しを
僕はどうなっても知りません
面白いから本誌で読んでいるけど
というわけでやっとSQ.の記事書けた…
これからもSQの記事増えしていく予定なので、よろしくお願いします!!
では!!
今年のジャンプ新連載を振り返る
先週予告した通り、今回は今年新連載として掲載されたジャンプ作品の振り返り
anime-manga-lightnovel.hatenablog.com
音楽ブログの年間ベスト記事制作の関係で徐々に追い詰められていますが、年明け辺りから本腰入れるのでもう少しお待ちを!!
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あかね噺
今年の新連載の代表作品
連載開始当初は「WJに落語漫画は年齢層的に合うのか?」なんて思ってましたが、蓋を開けてみればテンポや緩急の付け方が上手く、すっかりジャンプの人気作品に
単行本全巻所持してしまうほど好きですし、落語に興味を抱いた方も多いのではないでしょうか
裏側なども分かりやすく説明してくれますし
恐らくメディアミックスは裏で動いていると思いますが、今やっているアニメ「うちの師匠は尻尾がない」の反響がそこまでないことを考慮すると、実写ドラマでメディアミックスしたほうがいい気がします
実写の方が分かりやすそうですし
集英社、本当に頼むぞ!!
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地球の子(打ち切り)
色んな意味で話題となった「LIGHT WING」、媒体を移動しながらも長期連載となった「SOUL CATCHER(S)」の神海英雄先生の久々本誌掲載作品
面白いには面白かった
英雄と一般人がふと出会って、恋に落ちて結婚するんだけど、地球を救うために英雄は犠牲となってその英雄を救おうと奮闘する日々を描くのは
けどジャンプでセカイ系作品って難しいのかな…
情報量の多さが仇となったり、同時連載の「あかね噺」の勢いが凄すぎたが故に打ち切りに…
それでもなんとか締めたのは流石連載経験者
でもセカイ系作品の連載はハードルが高いことが露呈してしまった気がします
次回作、神海英雄先生には頑張って頂きたいです
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すごいスマホ(打ち切り)
連載開始当初にタイトルがチープ過ぎて、ネットで色んな意味で話題を呼びましたが、中身はほぼ令和版DEATH NOTEだった作品
掲載当初、「すごい漫画」になれるのかみたいな記事執筆しましたが色んなところでタイトルがネタにされたのでは?
anime-manga-lightnovel.hatenablog.com
ですが前半で大きく躓き、DEATH NOTEの評価が更に上がるという歴史的ヒット作品の凄さを思い知ることに
大体、編集はこのタイトル止めなかったのか…?
たまに連載タイミングが絶妙で生き残る作品がありますけど、この作品はどのタイミングでもきつかったと思います
もしくはスマホだけにジャンプ+で連載するべきだったか?
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ALIENS AREA(打ち切り)
今年の新連載で最も迷走した作品だと思います
最初はよくあるバトル漫画かと思いきや、徐々に非日常を描く漫画になっていき、方向性が全く理解できなかった作品です
この辺りから新連載は2回センターカラー貰えることが恒例化した来ますが、いきなり路線変更したのは最初からアンケートがきつかった可能性が高いのではないでしょうか?
この時期「ドロンドロロン」も連載していたけど、明らかに「ドロンドロロン」がクオリティ高かった
1年近く持ったのも納得するほどに
なので案の定、速攻で連載終了
ここまでやりたいことが不明瞭な作品は逆にレアでしょう
ある意味反面教師
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ルリドラゴン(休載中)
一方こちらはやりたいことがきっとあるんだろうに、連載開始早々に長期休載となる前代未聞の事態が起こった「ルリドラゴン」
連載開始前から相当な人気があったようで待望の連載化となったわけですが…
ジャンプの休載作品といえば「HUNTER×HUNTER」ですが、冨樫先生はしょうがないでしょ
執筆したくても腰やっちゃって特殊な姿勢で作業せざるを得ないし…
でも新連載作品が4話で休載なんてはじめ…、いや某アニメのスピンオフが2話で開店休業状態になってたな…↓
「ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ! ROAD to BERLIN」|ヤングエースUP - 無料で漫画が読めるWebコミックサイト (web-ace.jp)
SQ.も2つ、行方不明作品あるし…
すぐに帰還しろとは言いません
体調万全にして帰ってきてください
いざとなれば月刊だろうが、ジャンプ+だろうが連載場所は提供してくれるはずですから
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大東京鬼嫁伝※打ち切り危機
「ルリドラゴン」のように、連載前からかなり評価は高かった「大東京鬼嫁伝」
ボイスコミックに小倉唯を起用するなど、読み切りの反響は相当良かっただろうこの作品
ですが現在掲載順崖っぷちです
なんでだよ!!
僕は最初から読んでますが、全話クオリティー高いです
ファンだから贔屓目になってしまいますが、つまらない話はないです
でもネットで見かけた「鬼じゃなくてもいい」に納得してしまいました
それな…
反論出来ない
あとはこの作品のテーマって「繋がり」だと思っています
なのでどうしても地味な作風になってしまう
これはジャンプ+のようにweb媒体の方が良かったのかな…
しかしながら先週の記事でお伝えしたように、新連載4連弾のうち、2作があまりにも酷くて踏ん張る可能性があります
もしくは「SKET DANCE」や「PPPPPPP」みたくV字回復するか
僕は諦めませんよ!!
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ギンカとリューナ
一方こちらは掲載順好調の「ギンガとリューナ」
最初はギンガがほぼ無双していく感じでしたが、ギンガの出番が抑えられるようになってからは良いバランスに
もしかしたら最初はギンガの強さを引き立たせるために、こうした展開にしたのかもしれません
早々に3回目のセンターカラーも獲得しましたし、もしかしたら長期連載になるしこれからもっと面白くなるかも
こんな感じで振り返りました
次週はまだ未定です…
この時期、ほんと多忙なんで…
それでは!!
緊急事態、ジャンブの新連載が過去〇〇かもしれない
いよいよ今年も12月に突入
このブログも年内は残り数回の更新になると思われます
そのうち3回、ジャンプ関連だけど
ただ今回の記事は本来掲載予定がなかった記事
というのはジャンプの新連載が色んな意味でヤバいことになっています
今回の新連載は4本
最近の4本といえば↓
anime-manga-lightnovel.hatenablog.com
今やジャンプの主力である「逃げ上手の若君」や「ウィッチウォッチ」はここから始まりました
「アイテルシー」も好きだったなあ…
しかし今回の新連載はここ10年であまりにもヤバすぎる水準です
その理由がこれ↓
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イチゴーキ!操縦中
まず今週から始まった「イチゴーキ!操縦中」
「ジモトがジャパン」の林聖二先生の新作
「銀魂」と入れ替わるように「思春期ルネサンス!タビデ君」と共に連載が始まりましたが、「「銀魂」と入れ替わるのがこれ!?」って憤慨した記録があります
もちろん「銀魂」の穴はまだ埋まりません
ゴリラげ…、空知先生はどこへ行った
でこの新連載、主人公がちょっとしたトラブルに巻き込まれて、幼馴染が操縦する人造人間に改造されたというギャグ漫画
…なんですが全く面白くない
ギャグ漫画で笑えないって重症です
なぜこれ連載されたの?
「アイテルシー」の方が遥かに面白かったぞ!!
ギャグ漫画には合う合わないがあるとはいえ、これ18週持つのか…?
今のジャンプは2回センターカラーが貰えるようになっていますが、そこまで耐えられないかもしれません…
というか1話切りしました汗
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一ノ瀬家の大罪
しかし「イチゴー機!!〜」すらマシに見えてくるのは、「一ノ瀬家の大罪」という漫画があるから
これ、色んな意味で話題となった「タコピーの原罪」のタイザン5先生の新作です
主人公の家族が全員記憶喪失している設定は面白いです
しかしながら主人公がいじめられ、主人公をいじめた人物もいじめられる描写には怒りを隠せずにはいられませんでした
何故なら自分もいじめ被害者だったから
普通に椅子に針置かれたり、靴にのり塗られたりとかされましたからね
ただ小学校時代の自分ってドン引きするほど変人だったからな…
鼻〇〇口にしたりしてまったし
中学時代は僕の精神が未熟だったのも原因である
けれども主人公に残飯ぶっかけたり、誹謗中傷の落書きを教科書にしたり、掃除を押し付けたり…
なんでこんないじめ描写載せるんですかね
ふざけんなよ
過去1番に不快になりました
まあ主人公が過去にやらかしたのが原因の可能性もあるよ?
でもこんな描写載せてはいけない
いじめを助長するよ
いじめにいじめで返す展開になったら、それは戦争とほぼ大差ありません
これほど終わって欲しい漫画は「しゅごまる」以来だな…
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ところで
不快と言えば思い浮かぶのは「チェンソーマン」
TVアニメで放送されるかは不明ですが、第1部の終盤、本誌には死んだ人の名前がただただ羅列される描写がありました
また2部でも人間の命より猫の命を優先させる描写が
「チェンソーマン」って過激な描写が多く、なんであそこまで人気あるのか僕は理解できません
この2つは人間の命は軽いと警告している描写かもしれませんが
でも漫画は人を不快にさせてはならないと思います
人間を楽しませたり、考えさせたするのが漫画なはず
なのに不快にさせてはならないでしょ
去年打ち切りになった「しゅごまる」もそう
不快要素だらけで早々に読むのを辞めたんですよね…
コロコロでも生き残れた気がしません
この10年でワーストの連載漫画でした
今回の新連載でワーストではなくなったけど
この流れで思い出したのはこれ↓
色々とシュールな漫画だったけど、「メルヘン王子グリム」に不快さはそこまでなかったんですよね
後半からギャグとシリアスの緩急凄かったですが、最後には泣けましたし
やっぱり漫画は楽しませたり、考えさせたり、自由になる時間を提供するもの
不快にさせてはならないのです
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ちなみに何度も言うが
なお来年アニメ化する「ダークギャザリング」はジャンブ史上最凶レベルのホラーです
昔連載していた「屍鬼」や「ハイキュー!!」の古舘先生が書いていた「詭弁学派、四ツ谷先輩の会談」を簡単に超えるほどホラー描写は凄いです
ちなみにPVはこれ↓
でも面白い
怖いけど面白い
不快じゃないことがやっぱり大切なんだと思います
なお来週、新連載第4段として「人造人間100」が開始
この作品がホラーなら「ダークギャザリング」を超えなければなりません
SQとジャンプを掛け持ちしている読者には、ホラー適正がついてしまっているので
かなり苦しい船出となるでしょうね
もしかしたら今掲載順苦しんでいる漫画が改変を乗り切ることが出来るかもしれませんが
来週は今年新連載したジャンプの漫画を振り返る予定です
年明けには今読んでいる漫画をお年玉代わりに簡単に紹介することを検討中です
では
「君の名は。」や「天気の子」と異なる新海誠の世界がここに〜「すずめの戸締まり」〜
映画:「すずめの戸締まり」
というわけで見てきました
本来はもう少し後に感想書く予定でしたが、あまりに凄すぎて感想書く優先順位を引き上げました
これは見なければならない映画だからです
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全体的に物語は重い
まず映画の感想を触れぬ前に書かなければならないこと、それは「君の名は。」や「天気の子」とはベクトルが大いに異なるということです
この2作品は序盤は明るくコミカルな雰囲気で進みつつ、中盤から一気に物語が重くなるセカイ系の物語でした
王道といえば王道
王道であるがゆえに老若男女に親しまれるストーリーであるとも言えます
「天気の子」は賛否分かれましたが(あれは「支配からの解放」がテーマだもん。そりゃ評価割れるわ)
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しかしこの「すずめの戸締まり」はのっけからシリアスな場面が多い
途中、コミカル→シリアスな場面はあるものの、全体的に雰囲気は重め
何と言っても、冒頭から映画の予告編に出てきたシーンが多々現れますからね!!
冒頭の30分からもう衝撃場面の数々
「君の名は。」や「天気の子」のような物語を期待している方には合わない可能性が大いに高いです
恋愛描写ももちろんあるけどね
ストーリ比重率のほうが高くて恋愛要素はそこまで強くないと思います
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キーワードは震災
次にこの物語の簡単なテーマ
ざっくり話すと岩戸鈴芽(以下、すずめ)が災いを封じていた扉を開放してしまって、扉が開かないように活動している宗像草太(以下、そうた)は猫(後にダイジンと命名)によって椅子に
その猫を追いかけたそうたをすずめが追いかけ、災いが起こらないように日本中を回る旅をするといったお話です
一見すると分かりやすいテーマでしょう
ですがこの作品、注意書きが出ているように度々緊急地震速報のアラートがなります
巨大地震を経験された方にはこうしたアラートってトラウマの誘発剤になりかねない
なので映画を見る際に忘れたい記憶が呼び起こされてしまったりとこの時点で受け取り方が大きく別れるのは必須です
更に最深部へ足を踏み入れると、最終的なテーマは3.11.
東日本大震災にたどり着きます
実際に起こった物語を題材にしたアニメといえば「輪るピングドラム」があります
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あの作品は地下鉄サリンが題材となりましたが、この作品の場合は東日本大震災によって家も親も亡くした子どもがテーマとなっているのです
特にクライマックスの場面
東日本大震災のニュースの際、テレビで多々取り上げられた場面を連想させる風景が多く出てきます
これを被災された方々がどう見るかですね…
これこそ記憶をフラッシュバックさせられて耐えられない方もいるのではないでしょうか
過去1番に賛否を呼ぶ作品になるのは間違いないです
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戸締まりの意味
そしてこの作品のタイトルである「戸締まり」
僕は真実を逃げずに受け入れ、送り出すことと考えました
何故か
それは主人公のすずめは東日本大震災が原因で母親を失くしてしまい、その現実を受け入れずにいたから
作中、すずめが書いていた絵日記には3月11日から数日間に渡り黒塗りが施されています
これは現実を受け入れられず、逃避したが故に行った行動でしょう
母の死を受け入れらずに冥界を彷徨ったくらいですから
全てのものに平等に死は訪れます
それは誰にも予想できない
その死は暗闇を招き、心に闇をもたらすかもしれない
でもすずめの放った言葉に希望を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか?※ここはネタバレしたくないので伏せます
死を受け入れた過去のすずめを送り出す
それが戸締まりだと思います
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ちなみに…
この作品、本来は百合要素が入った作品になる予定だった作品だったことをご存知の方は多いのではないでしょうか?
なんでもその路線で行きたかったのに関係者に止められたとか…
普通にそっちでも良かった気がするけどな…
だって「リコリス・リコイル」がヒットした直後だし、今やっているガンダムの「水星の魔女」だって百合要素強い
今年やっていた「処刑少女の生きる道」もその方向行ってますからね
もしこれ百合要素強めでやったら日本映画の大きな転換点に出来たかもしれない…
なんか惜しいよな…
ちなみに僕は「ニーナとうさぎと魔法の戦車」でその辺りの描写には耐性がついています
あれはシリアスかつ百合要素も強い作品ですから
本当は別の作品の映画感想を掲載する予定でしたが、これは今年が終わるまでに見てもらわなければならない作品だと思い、急いで感想執筆しました
多少ネタバレは隠せていると思います
これから見る方に注目していただき点は以下の3つ
- そうたが変身させられる椅子
- ネコのダイジン
- 後半の邦楽メドレー
①と②は作中において、かなり重要な伏線です
特に②、予告だけ見ている方は「こいつ元凶だろ?」と思う方もいらっしゃるでしょう
でも後半になったら評価、大いに変わりますよ
僕も驚きましたから
ちなみにそうたはSixTONESの松村北斗が担当していますが、普通に演技良かったです
棒読み一切してないし
これ今後もアニメ関連で呼ばれると思います…
嘘だと思うなら1度劇場で見ましょ?
これが年内最後の大型アニメ映画
これを見ない選択肢は避けるべきです
騙されたと思って見てみましょう
これは傑作です!!
補足
この作品、かなり評価が分かれているようで僕のフォロワーさんのなかには好意的に受け止めていない方もいらっしゃいます
何度も書きますが、これは評価が分かれて当然な作品です
でも感想は見てからにもしましょう
僕は否定的なレビューも読みましたが、腑に落ちる点多かったです
よかったら否定的なレビューも参考に↓
新海誠監督『すずめの戸締まり』レビュー:「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム(評:茂木謙之介)|Tokyo Art Beat